あの日本人ドイツ兵グループの1人の正体が "古森善五郎" 氏と判明
 東部戦線に従軍した唯一の日本人とされる軍医、古森善五郎氏とは?

 WWIIサバゲイベント「ヒスサバウエスト16」
 2017年3月18日・19日、和歌山県 バトルランド-1 にて開催予定

 WWII日ソ戦リエナクトイベント「Reenactment 満州1945」
 開催計画中!

2016年02月29日

【続続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その3(無線交信編)


サバゲでとっさに叫ぶと高確率で周りから「おまえは何を言っているんだ」と思われる簡単なドイツ語集の第3弾です。

今回は無線交信に焦点を当てています。

カタカナ発音は「それっぽい感じでカタカナにしたもの」ですので、そのまま言うと通じない場合があります
詳しくは専門書か専門サイトをご覧ください(丸投げ)。

【関連記事】
・サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 & 年末のご挨拶(http://uag.militaryblog.jp/e595986.html
・【続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その2(http://uag.militaryblog.jp/e642205.html)※アルファベット・数字・国防軍式フォネティックコード編

【参考資料】
・Panzeraufklärungs-Abteilung 11(http://www.11thpanzer.com/indexbottom.html) / "German for Reenactors" pdf
・International Axis Re-enactment community and forum(http://www.panzergrenadier.net/) / Forum / ”German Callsigns / Brevity Codes question"(http://www.panzergrenadier.net/forum/viewtopic.php?f=13&t=5814
・ドイツのサバゲチーム「Red Dragon」(http://www.team-reddragon.de/) / Druckschrift Einsatz Nr. 13 - Fernmeldedienst aller Truppen - Durchführen des Sprechfunkbetriebes im Heer
・TM 30-506 German Military Dictionary: German-English, English-German (May 20, 1944) / TM30-506 ドイツ軍事辞書:独英、英独(1944年5月20日版)






【目次】
無線用語集
それっぽい雰囲気が出るかもしれない無線交信例文





< 無線用語集 >

軍事系の無線会話でもお馴染みの「オーバー(送れ)」や「アウト(終わり)」のWWIIドイツ軍バージョンです。
現在のドイツ連邦軍と共通する用語と、異なる用語があります。
全部掲載しようとすると凄まじい量になると思いますので、サバゲやWWIIイベントなどですぐ活用できる基本的(?)なものに焦点を当てます。



【Von】
発音例:フォン
意味:こちら
英語無線用語:This is
補足:ドイツ連邦軍では「Hier(ヒア)」を使用しています。

【Warten】
発音例:ヴァーテン
意味:待て
英語無線用語:Wait

【Irrung】
発音例:イアルング
意味:訂正
英語無線用語:Correction

【Trennung】
発音例:トレヌンク
ニュアンス:内容の区切り
英語無線用語:Break

【Keine quittung】
発音例:カイネ・クヴィットゥンク
意味:応答不要

【Bitte quittung】
発音例:ビッテ・クヴィットゥンク
意味:応答せよ
英語無線用語:Acknowledge

【Bitte Prüfen】
発音例:ビッテ・プリューフェン
意味:確認せよ
英語無線用語:Verify

【Bitte Wiederholen】
発音例:ビッテ・ヴィダーホーレン
意味:再送せよ
英語無線用語:Say again
補足:「復唱せよ(Read back)」にする場合は「Wiederholen Sie(ヴィダーホーレン・ズィー)」になります。

【Kommen】
発音例:コメン
意味:送れ
英語無線用語:Over

【Ende】
発音例:エンデ
意味:終わり、以上
英語無線用語:Out

【K. R.】
発音例:ケー・アー(コンラード・リヒャルド?)
意味:緊急
英語無線用語:Urgent
補足:アルファベットの発音そのままで言うのか、コードで言うのかが掴めていません…。仮にドイツ連邦軍のコードで言うと「カウフマン・リヒャルド」になります。

【Empfäng】
発音例:エンプフェンク
意味:受信準備中

【Lautstärke】
発音例:ラウトシュテルケ
意味:受信感度
補足:「Lautstärke」の後に数字を1~5の間で述べ、感度の状態を相手に知らせます(低1~5高)



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< それっぽい雰囲気が出るかもしれない無線交信例文 >

A「B、こちらA。今どこにいる? 送れ」
B「A、こちらB。お前の家の前だ。早く玄関を開けてくれ。送れ」
A「B、こちらA。了解、すぐに開ける。終わり」

早い話、コレのドイツ軍版をやってみた、というコトです。
例文は独断と偏見で作っていますので、文法的にちゃんとした内容になっているのかはわかりません。
あくまで「雰囲気が出るかもしれない程度」です。



【例文1】
Panter「Tiger, von Panter. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Kommen.」
  (こちらTiger。送れ)

無線交信で特定の人物を呼び出して話したい時は、最初にその人物のコールサイン(呼出符丁)を言います。
例えば湾岸戦争のイギリスSASを描いた「ブラヴォー・ツー・ゼロ」という本や映画がありますが、このタイトルの元ネタは部隊のコールサインです。
仮にその「ブラヴォー・ツー・ゼロ」を無線で呼びたいときは、そのコールサインを最初に言うワケです。
例文ではコールサインを「Panter(パンター)」と「Tiger(ティーガー)」にしています。
そして、相手に返事を求める際は最後に「Kommen」を入れます。

【例文2】
Panter「Tiger, Löwe, von Panter. Bitte Quittung. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。応答せよ。送れ)
Tiger「Von Tiger. Kommen.」
  (こちらTiger。送れ)
Löwe「Von Löwe. Kommen.」
  (こちらLöwe。送れ)

Tiger以外にLöwe(レーヴェ)も呼びたい時は、2人のコールサインを続けて言います。
返事した二人は相手のコールサインを省略していますが、「Panter, von Tiger (Löwe). Kommen.」でも大丈夫です(ケース・バイ・ケースだと思います)。

【例文3】
Panter「Tiger, von Panter. 感度はどうか? Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。感度はどうか。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Lautstärke 4. Alles klar? Kommen.」
  (Panter、こちらTiger。感度4。問題ないか? 送れ)
Panter「Von Panter. Lautstärke 5. Alles klar. Ende.」
  (こちらPanter。感度5。問題ない。終わり)

ドイツ語と日本語が混じった例文になっていますが、そこは脳内変換してください(爆)
無線通信がしっかり聞こえているかの確認です。
感度は1~5の5段階で示し、「Lautstärke 5」が最も良好という意味です。

Lautstärke 1(低)
Lautstärke 2
Lautstärke 3(中)
Lautstärke 4
Lautstärke 5(高)

また、交信を終了する際は文末で「Ende」と言います(「Ende」で切った内容に対する応答は不要です)。
サバゲで無線交信をする際、Over(送れ)を「Kommen」、Out(終わり)を「Ende」に変えるだけでも気分はドイツ軍になると思います。

【例文4】
Panter「Tiger, von Panter. 今から敵の状況を知らせる. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。今から敵の状況を知らせる。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Empfäng. Warten.」
  (Panter、こちらTiger。受信準備ができていない。待ってくれ)
Tiger「Von Tiger. 準備完了. Bitte Wiederholen. Kommen」
  (こちらTiger。準備完了。再送せよ。送れ)

何らかの理由で無線を聞く準備ができていない時は「Empfäng」と伝えます。
待って欲しい時は「Warten」を加えるのもいいでしょう。
聞き取る準備ができたら「Bitte Wiederholen」と伝えてもう一回言ってもらいましょう。

【例文5】
Panter「Tiger, von Panter. Fordern Artillerieunterstützung. Koordinate J-5. Drei Schüsse. Wiederholen Sie. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。砲撃要請。座標J-5。3発射撃。復唱せよ。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Jawohl. 復唱する。Fordern Artillerieunterstützung. Koordinate J-5. Drei Schüsse. Kommen.」
  (Panter、こちらTiger。了解。復唱する。砲撃要請。座標ユリウス5。3発射撃。送れ)
Panter「Von Panter. 問題ない. 準備完了次第速やかに射撃せよ. Ende.」
  (こちらPanter。問題ない。準備完了次第速やかに射撃せよ。終わり)

復唱を求める際は「Kommen」の前に「Wiederholen Sie」と伝えます。

【例文6】
Panter「Tiger, von Panter. K. R. Irrung. Koordinate G-3. Fünf Schüsse. Wiederholen Sie. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。緊急。訂正。座標グスタフ3。5発射撃。復唱せよ。送れ)

先に伝えた内容の訂正がある場合は本文の前に「Irrung」を加えます。
急ぎの訂正という会話にしたので、「Irrung」の前にさらに「K. R.」を加えています。

【例文7】
Panter「Tiger, von Panter. 言っていた援軍が来ていないが一体どうなっている? Bitte Prüfen. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。援軍が来ていないが一体どうなっている? 確認せよ。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Jawohl. 確認する. Warten. Ende.」
  (Panter、こちらTiger。了解。確認する。待て。終わり)

相手に内容の確認を要求する際は応答を求める前に「Bitte Prüfen」と言います。

【例文8】
Panter「Tiger, von Panter. Keine quittung. これより前進を開始, 作戦は予定通り行う. 繰り返す. これより前進を開始, 作戦は予定通り行う. Ende.」
  (Tiger、こちらPanter。応答不要。これより前進を開始、作戦は予定通り行う。繰り返す。これより前進を開始、作戦は予定通り行う。以上)

返事を求めない内容(報告関連?)を伝える際は本文の前に「Keine quittung」を加えます。
確実に伝えるため、内容は繰り返し言う方がいいでしょう。



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2015年04月10日

記録映像で見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察


以前に第二次世界大戦の小銃の持ち方についての考察記事を掲載しましたが、改めてYouTubeでアメリカ・イギリス・ソ連・ドイツ・イタリア・日本の各国軍における例を確認できる映像を別々で見つけることができましたのでご紹介します。



【関連記事】
1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察





< アメリカ軍 >

【American Armed Forces - Hell March - World War 2】YouTube

< イギリス軍 >

【British Hardcore Hell March WW2】YouTube

< ソ連軍 >

【Red Army WWII - Armed Forces of the Soviet Union in Color】YouTube

< ドイツ軍 >

【German Army Hell March 】YouTube

< イタリア軍 >

【Italian Hell March】YouTube

< 日本軍 >

【Japanese Imperial Army Hell March WW2】YouTube

< 番外編1:戦国時代 鉄砲隊 再現 >

【2015年 名古屋城春の陣はじまる 火縄銃実演愛知県古銃研究会Network2010】YouTube

< 番外編2:戊辰戦争 官軍鉄砲隊 再現 >

【官軍の行進】YouTube

< 番外編3:イギリス陸軍 コールドストリームガーズ連隊戦列歩兵 1815年 再現 >

【Coldstream Guards 1815 bayonet charge 】YouTube





戦闘中の記録映像を色々見ていくと、発砲より移動を優先にしていると思われる映像ではトレイル・キャリー率が上記各国共通で非常に高いと見受けられます(他の国軍でもおそらく共通することでしょう)。
また、着剣状態の小銃についても、敵との(不意な)遭遇による刺突攻撃の現実味が湧く距離になるまではトレイル・キャリーで移動する(=接近する)方が都合がいいように推察されます。
これらが教育上どうなっていたのかが気になりますね。

記録映像で見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察」はこれで以上です。  

2015年03月19日

1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察


今回のお題は、小銃の持ち方についてです。
ここ数年でサバゲにおいてもCQB(Close Quarters Battle、近接戦闘)というのが流行り、CQB的な銃の構え方や動きなどを解説する書籍やサイトも数多くありますが、私は無関心とまでは行きませんが、日頃のサバゲやイベントではあまり重要視していません。


日本兵装備やドイツ兵装備でそのような持ち方や動きをすると「これじゃない感」が物凄いことになります
ですが、「閉所フィールドで三八式歩兵銃を持ってCQBをキビキビ行い相手を倒す日本兵」というのもサバゲ的にはある意味カッコイイと思っていますので、CQBについて学ぶ研修会には時折顔を出しています。
撃つより銃剣で刺した方が早いのでは?」と冗談で突っ込まれたこともありますね(笑)
私のサバゲ経歴をご存知の方なら、某フィールドの伝説(?)を思い起こされる方もいらっしゃることでしょう。

【参考資料】
・Wikipedia記事:CQB(http://ja.wikipedia.org/wiki/CQB
・CQB近接戦闘マニュアル(http://www.cqb.jp/manual/



この記事のタイトルは「1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察」という大層なものになっていますが、実際の記事内容は非常に限定的かつ独自解釈です
極端に言うと「ドコ軍に関係なく、WWIIイベントでこの持ち方を何気なく行うと一層見栄えがアップすると思います!」という内容でして、これは2014年12月に行われた独ソ戦イベント「ざ・オストフロント」の状況開始前に参加者の共通認識として教えて貰ったコトが基です。


【YouTube動画:The Ost Front(ww2event) Trailer】YouTube

そんでもって、「1/6 フィギュア」とある通り、ソレで再現した持ち方を再現写真として使用します。
元々自分撮りで計画していましたが、セッティングがメンドクサクなったので変更しました(爆)


こちらが使用する1/6 フィギュア、ドイツ陸軍歩兵上等兵(ドラゴン製カスタム)です。
それでは、例によって例のごとく前置きが長くなりましたので、本題に入りましょう。










【以下、管理人の独自解釈がガンガン投入されます】











まずは、サバゲにおいても全員この持ち方で写っている集合写真が大量にあるほど浸透している「ツー・ハンド・キャリー(Two Hand Carry)」と呼ばれる持ち方の、銃口を下に向けるバージョンです。
現在の軍隊の写真や映像、映画やゲームでも非常によく見るこの「水平より下に向ける」持ち方ですが、軍隊における小銃の構え方の歴史を見ると、この持ち方が普及し始めたのは2015年から数えてもそう古くないものであり、再現装備をしている場合、その時代によっては「不自然な持ち方」になってしまい、「この持ち方が原因で再現の質が落ちる」ということもあります。
具体的にどの時代からなのかは統計が取れていないので何とも言えませんが、アメリカ軍においては少なくともベトナム戦争(1960年~1975年)辺りから徐々に見られるようになっていると思います。
そして、第二次世界大戦においては訓練された兵なら通常「不自然」に該当する持ち方となります。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1944年 マーケット・ガーデン作戦中におけるドイツ兵】

ですが、当時の写真や映像を見るとこの持ち方が確認できるものもあり、この写真では左端で伏せている兵の右隣にいる兵が銃口を下にして持っています。
ただ、これらを根拠に「全体的にも自然な持ち方」とは言い切れません
この兵士の場合は、木を寄りかかって盾にしながら右側より前方を覗いており、同じ体勢を再現してみるとこちらの方が素早く構えやすいことから自然とそうなったものと思われます。
このように、状況をイメージするとそちらの方が合理的(かもしれない)というのも出てきますので、何でもかんでも決めつけるのは実際のトコロ難しいです。


不自然じゃない持ち方は何なのか」という答えの一つが「銃口を上にするツー・ハンド・キャリー」です。
本来ツー・ハンド・キャリーは銃口を上にして持つものでしたが、時代の移り変わりと共に現れた前述の「銃口を下に向ける」バージョンもツー・ハンド・キャリーに加えられるようになりました。
「銃口を水平より上に向けて小銃を持つ」というのは、「小銃」というジャンルが生まれて各国軍が採用した頃からある伝統的な持ち方です
これは個人的なイメージですが、



・銃が長いので下に向けると地面にぶつけ、銃口に土が詰まったり変形したりする恐れがある
・そのため、斜め下で持つのにも限度があり、また主流であった密集戦術では周りの邪魔になる
・加えて、着剣すると全長がさらに長くなり、危険もある(斜め上に持つ場合は相手にぶつからない高さに上げれた安全)
・担え銃をする際、斜め下に持っていると動作が遅くなる
・刺突体勢で銃剣突撃する際、銃口を斜め上に向けていれば味方が目の前に現れてもさらに上に向ければ危険を回避でき、敵の場合は下げればすぐ刺突できる
・銃剣をとっさに振りかぶる際、下から上に振り上げる(加えて振り上げた銃剣を振り下げる)より上から下に振り下げる方が素早い(首など急所を狙いやすい)
・ストック(銃床)で相手を殴る際、素早く振りかぶりやすい



などといった運用面から来ているのでは、と思っています。


【YouTube動画:Coldstream Guards 1815 bayonet charge】YouTube

この動画は1815年のイギリス陸軍コールドストリームガーズ連隊戦列歩兵を再現したものですが、何故ロー・レディが不便なのかは大体わかると思います。
当時の兵士や戦闘を描いた古い絵画でも、銃口を下にして持つ姿は、あったとしても極めて少ないでしょう。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1916年 ソンムの戦いにおいて着剣状態で前進するイギリス兵】


【YouTube動画:Lost Battalion WWI movie DVD extended trailer】YouTube

約100年経過し、歩兵運用が密集戦術から散開戦術に移り変わり、また小銃もボルトアクションライフルが主流となった第一次世界大戦でも銃口を上にして持つ伝統は続いています。
戦時中の話でお世話になった元日本陸軍歩兵上等兵のベテランに三八式歩兵銃のトイガンを渡して扱い方の実演をお願いした際も、銃口を下にして持つことは一度もありませんでした。
ただ、歴史的にはそうだとしてもサバゲなどでは安全管理上銃口を上にして持つのは危ないという場面もあるため(実銃でもそうでしょうけども)、使う使わないはケースバイケースとなるでしょうけども、記事冒頭で述べたように再現性も重視するイベントなどでは意識しておくとポイントが高くなります。


次は片手で持つ際の持ち方の一つです。
これは「トレイル・キャリー(Trail Carry)」と呼ばれる持ち方で、銃を持つ側の腕は伸ばした状態にします。
この持ち方がいつ頃軍に現れたのかはわかりませんが、正しいフォームでしっかり腕を振ると早く走れるという話がありますので、平たく言うと小銃を持った状態でそれを実現する持ち方です。
また、小銃をバランスよく持つと負担が軽減するという効果もあります(画像の傾きを実際に再現するとバランスが悪いです。フィギュアの手の形状の関係でああなっています・・・)。
現在においても、そのためのキャリングハンドルがついた銃もありますね。


【YouTube動画:Recently Discovered Color WW2 Combat Footage[HD]】YouTube

アメリカ兵、イギリス兵、ソ連兵、ドイツ兵、日本兵の戦闘シーンが映っていますが、概ね共通した持ち方をしています。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1941年 南方戦線で前進する日本兵】


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1943年 タラワ島で戦うアメリカ兵】


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 第二次世界大戦において突撃するソ連兵】


【YouTube動画:Recently Discovered Color WW2 Combat Footage[HD]】YouTube

M16を使用している兵士はキャリングハンドルを持っている場面が多いですね。
完全に引き金から手が離れているため射撃体勢への即応性は落ちますが、サバゲでも有効な持ち方です(強度が低いものでやると壊れる可能性がありますので自己責任でお願いします)。


最後にご紹介するのは、別の片手持ち、エルボー・キャリー(Elbow Carry)です。
ストックを脇に挟みながら片手で銃を支えてるというものです。
この持ち方は、どちらかと言うと、非戦闘時や記念写真などで見かける方が多いです。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1944年、投降したドイツ兵を監視するアメリカ兵】


【英語版Wikipedia:Vietnam War - ベトナム戦争に従軍するオーストラリア兵】




という感じでまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
トレイル・キャリーは前々から知っていましたが、ロー・レディ云々についてはほとんど気に掛けていませんでした。
そして見慣れた当時の映像や写真を片っ端から見直し、改めて納得しました。
些細なことと思われる方もいらっしゃるでしょうけども、その些細なことにも気を掛けるのも、再現というジャンルでは重要なものだと私は思っています。
それを積極的に実施できているのか、と言われると返答に困りますが・・・

1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察」についてはこれで以上です。  

2015年03月17日

【続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その2


今年最後の記事は、サバゲでとっさに叫ぶと高確率で周りから「おまえは何を言っているんだ」と思われる簡単なドイツ語集の第2弾です。



【関連リンク】
・サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 & 年末のご挨拶(http://uag.militaryblog.jp/e595986.html



2014年最後の記事の内容に詰まり、苦し紛れで書いた前回のドイツ語集ですが、今回はドイツ語アルファベットや数字などに焦点を当ててみました。
前作も含めて使用すれば、一層「おまえは何を言っているんだ」と思われること間違いなしです!

カタカナ発音は「それっぽい感じでカタカナにしたもの」ですので、そのまま言うと通じない場合があります
詳しくは専門書か専門サイトをご覧ください(丸投げ)。



【ドイツ語学習参考資料】
・STEINER WW.II ドイツ軍 軍装品 武器類(http://steiner.web.fc2.com/) / 雑記帳 ・ Essay & Military terms / ドイツ語のすすめ
・広島大学VUオンライン・ドイツ語講座(http://vu.flare.hiroshima-u.ac.jp/german/
・ドイツ語発音・聴き取りクリニック(http://web.econ.keio.ac.jp/staff/sakai/hu/hajime.htm
・言語学習ゲーム - Digital Dialects(http://www.digitaldialects.com/nihongo.htm
・Google翻訳(https://translate.google.co.jp/) ※発音確認ができます




【目次】
アルファベット発音
数字
WWIIドイツ軍フォネティックコード
ドイツ語セリフ例





< アルファベット発音 >

【YouTube動画 - Ecomドイツ語ネット発音講座(基礎):アルファベット】YouTube

A...アー
Ä...エー
B...ベー
C...ツェー
D...デー
E...エー
F...エフ
G...ゲー
H...ハー
I...イー
J...ヨット
K...カー
L...エル
M...エム
N...エンヌ
O...オー
Ö...エー
P...ぺー
Q...クー
R...エグ
S...エス
T...テー
U...ウー
Ü...ユー
V...ファオ
W...ヴェー
X...イクス
Y...ユプスィロン
Z...ツェット
ß...エスツェット



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< ドイツ語数字 >

【YouTube動画 - Ecomドイツ語ネット:ドイツ語数字の読み方(1-10)】YouTube

【レベル1】
まずは1から12です。
ドイツ語の2は本来「Zwei(ツヴァイ)」ですが、3「Drei(ドライ)」との聞き間違いを避けるため「Zwo(ツヴォー)」と言い換えられています。
日本語で例えると0を「マル」、1を「ヒト」、2を「フタ」などと言い換える感じです。

0...Null(ヌル)
1...Eins(アインス)
2...Zwo(ツヴォー)
3...Drei(ドライ)
4...Vier(フィーア)
5...Fünf(フュンフ)
6...Sechs(ゼックス)
7...Sieben(ズィーベン)
8...Acht(アハト)
9...Neun(ノイン)
10...Zehn(ツェーン)
11...Elf(エルフ)
12...Zwölf(ツヴェルフ)

【レベル2】
ここからは数字の組み合わせになります。
とりあえず20まで行ってみましょう。

13...Dreizehn(ドライツェーン)
14...Vierzehn(フィアツェーン)
15...Fünfzehn(フュンフツェーン)
16...Sechzehn(ゼヒツェーン)
17...Siebzehn(ズィーブツェーン)
18...Achtzehn(アハツェーン)
19...Neunzehn(ノインツェーン)
20...Zwanzig(ツヴァンツィヒ)

13から19は最後に「ツェーン」と入っていることで共通していますね。
これは、日本語に直すと「3と10」、「4と10」、「5と10」という感じになります。
これは漢数字に置き換えるとイメージしやすいと思います(「十三、十四、十五・・・)。
20は「Zwanzig(ツヴァング)」と表記していますが、ドイツ軍ではこれを「Zwonzig(ツヴォング)」と言ったりするのでしょうかね?
この記事を投稿した段階ではわかりませんでしたので、一部表記のみツヴォーにしています

【レベル3】
次は21から30まで行きましょう。

21...Einundzwanzig(アインウントツヴァンツィヒ)
22...Zwoundzwanzig(ツヴォーウントツヴァンツィヒ)
23...Dreiundzwanzig(ドライウントツヴァンツィヒ)
24...Vierundzwanzig(フィーアウントツヴァンツィヒ)
25...Fünfundzwanzig(フュンフウントツヴァンツィヒ)
26...Sechsundzwanzig(ゼックスウントツヴァンツィヒ)
27...Siebenundzwanzig(ズィーベンウントツヴァンツィヒ)
28...Achtundzwanzig(アハトウントツヴァンツィヒ)
29...Neunundzwanzig(ノインウントツヴァンツィヒ)
30...Dreißig(ドライスィヒ)

長ったらしい単語になりますが、青色の部分は共通しています。
また、この長ったらしい単語は分解すると、例えば21は「Ein und zwanzig」になります。
ドイツ語における長ったらしい単語は、いくつかの単語を繋げて1つにしている場合があります。
そして、Ein und zwanzigを日本語訳すると「1と20」になり、パート2で述べた数え方の法則と一致します。
以降、「2と20」「3と20」という感じで続いていきます。

【レベル4】
10単位で数えて100まで行ってみましょう。

40...Vierzig(フィアツィヒ)
50...Fünfzig(フュンツィヒ)
60...Sechzig(ゼヒツィヒ)
70...Siebzig(ズィーブツィヒ)
80...Achtzig(アハツィヒ)
90...Neunzig(ノインツィヒ)
100...Hundert(フンデルト)

【レベル5】
100まで来ましたが、これ以降も数え方の法則は当てはまります。
1,000まで行ってみましょう。
わかりやすいようにハイフンを入れて区切っています。

101...Hundert-eins
102...Hundert-zwo
103...Hundert-drei
110...Hundert-zehn
111...Hundert-elf
112...Hundert-zwölf
113...Hundert-dreizehn
120...Hundert-tzwanzig
121...Hundert-ein-und-zwanzig
122...Hundert-zwo-und-zwanzig
123...Hundert-drei-und-zwanzig
200...Zwo-hundert
345...Drei-hundert-fünf-und-vierzig
1,000...Tausend(タウゼント)

345は「300と5と40」という感じですね。

【レベル6】
1000兆まで行ってみましょう。

10,000...Zehn-tausend ※1万
100,000...Hundert-tausend ※10万
1,000,000...Eine Million(アイネ・ミリオン) ※100万
10,000,000...Zehn Millionen(ツェーン・ミリオーネン) ※1000万
100,000,000...Hundert Millionen ※1億
1,000,000,000...Eine Milliarde(アイネ・ミリアルデ) ※10億
10,000,000,000...Zehn Milliarden(ツェーン・ミリアルデン) ※100億
100,000,000,000...Hundert Milliarden ※1000億
1,000,000,000,000...Eine Billion(アイネ・ビリオン) ※1兆
10,000,000,000,000...Zehn Billionen(ツェーン・ビリオーネン) ※10兆
100,000,000,000,000...Hundert Billionen ※100兆
1,000,000,000,000,000...Tausend Billionen ※1000兆

例えば「9876兆543 2億1098万7654」を表す場合は以下の通りになります


Neun-tausend-acht-hundert-sechs-und-siebzig Billionen fünf-hundert-drei-und-vierzig Milliarden zwo-hundert-zehn Millionen neun-hundert-sieben-und-achtzig-tausend-sechs-hundert-vier-und-fünfzig
(ノイン・タウゼント・アハト・フンデルト・ゼクス・ウント・ズィーブツィヒ・ビリオーネン・フュンフ・フンデルト・ドライ・ウント・フィアツィヒ・ミリアルデン・ツヴォー・フンデルト・ツェーン・ミリオーネン・ノイン・フンデルト・ズィーベン・ウント・アハツィヒ・タウゼント・ゼックス・フンデルト・フィーア・ウント・フィンツィヒ)



ハイフンを外すと・・・



Neuntausendachthundertsechsundsiebzig Billionen fünfhundertdreiundvierzig Milliarden zwohundertzehn Millionen neunhundertsiebenundachtzigtausendsechshundertvierundfünfzig
(ノインタウゼントアハトフンデルトゼクスウントズィーブツィヒ・ビリオーネン・フュンフフンデルトドライウントフィアツィヒ・ミリアルデン・ツヴォーフンデルトツェーン・ミリオーネン・ノインフンデルトズィーベンウントアハツィヒ・タウゼント・ゼックスフンデルトフィーアウントフィンツィヒ)



【動画資料】
・YouTube動画:Ecomドイツ語ネット:ドイツ語数字の読み方(1-10)(https://www.youtube.com/watch?v=PwTC3j5CRLM
・YouTube動画:Ecomドイツ語ネット:ドイツ語数字の読み方(10-20) (https://www.youtube.com/watch?v=Q-nGBBxkITk
・YouTube動画:Ecomドイツ語ネット:ドイツ語数字の読み方(0-100) (https://www.youtube.com/watch?v=9qKOtBmHOVM
・YouTube動画:Ecomドイツ語ネット:ドイツ語数字の読み方(1-1,000,000) (https://www.youtube.com/watch?v=VQgNB0vuHZU



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< WWIIドイツ軍フォネティックコード >
現在で言うトコロのNATOフォネティックコード(各アルファベットの頭文字を使用してそれぞれ単語を作り、コールサインやアルファベット単体を正確に伝える際などに使用。後者については、自分の名前の漢字を口頭で伝える際に「田中の田は『田んぼ』の『田』です」と言う感じでしょうか)は第二次世界大戦においても使用されていますが、現在のドイツ連邦軍が使用しているコードとドイツ国防軍及び武装親衛隊その他組織が使用したコードは異なっています。
マニュアル上では陸軍と空軍が共通コードで、海軍が一部別コードとなっています(武装親衛隊はわかりませんでした・・・)。
ドイツ空軍機のプラモデルなどを作っている方は、パッケージで「Bf109A アントン」や「Ju87D ドーラ」という表記を見たことも(多分)あることでしょう。

(参考資料)
・Wikipedia「 NATOフォネティックコード」(http://ja.wikipedia.org/wiki/NATO%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
・Google検索「Wehrmacht Phonetic Alphabet」(https://www.google.co.jp/search?q=Wehrmacht+Phonetic+Alphabet)

【陸軍・空軍】
A...Anton(アントン)
Ä...Ärger(エーガー)
B...Bertha(ベルタ)
C...Cäsar(ツェーザー)
Ch...Charlotte(シャルロッテ)
D...Dora(ドーラ)
E...Emil(エミール)
F...Friedrich(フリードリヒ)
G...Gustav(グスタフ)
H...Heinrich(ハインリヒ)
I...Ida(イーダ)
J...Julius(ユリウス)
K...Konrad(コンラード)
L...Ludwig(ルートヴィヒ)
M...Martha(マーサ)
N...Nordpol(ノートポール)
O...Otto(オットー)
Ö...Ödipus(オイディプス)
P...Paula(パウラ)
Q...Quelle(クヴェレ)
R...Richard(リヒャルト)
S...Siegfried(ジークフリート)
T...Theodor(テオドーア)
U...Ulrich(ウルリヒ)
Ü...Übel(ユーベル)
V...Viktor(ヴィクトール)
W...Wilhelm(ヴィルヘルム)
X...Xanthippe(クサンティペ)
Y...Ypsilon(イプシロン)
Z...Zeppelin(ツェペリーン)

【海軍】
A...Anton(アントン)
Ä...Ärger(エーガー)
B...Bruno(ブルノ)
C...China(チーナ)
Ch...Charlotte(シャルロッテ)
D...Dora(ドーラ)
E...Emil(エミール)
F...Fritz(フリッツ)
G...Gustav(グスタフ)
H...Hans(ハンス)
I...Ida(イーダ)
J...Jota(ヨータ)
K...Karl(カール)
L...Lucie(ルーツィエ)
M...Max(マックス)
N...Nanni(ナニー)
O...Otto(オットー)
Ö...Öse(エーゼ)
P...Paula(パウラ)
Q...Quatsch(クヴァッチ)
R...Richard(リヒャルト)
S...Sophie(ソフィー)
T...Toni(トニ)
U...Ulrich(ウルリヒ)
Ü...Übel(ユーベル)
V...Viktor(ヴィクトール)
W...Wilhelm(ヴィルヘルム)
X...Xanthippe(クサンティペ)
Y...Ysop(イソップ)
Z...Zeppelin(ツェペリーン)



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< ドイツ語セリフ例 >


【MG】
発音:エムゲー
意味:機関銃
解説:エムジーのドイツ語読みです。MPならエムペー、StGならエステーゲーです。
改変例文:MG-Schütze! Feuer frei!(MG兵! 自由に撃て!)

【Richtung 12 Uhr】
発音:リヒトゥンク・ツヴェルフ・ウーア
意味:12時方向
解説:前回も掲載しましたが、「~~~時方向に敵!」のアレです。
改変例文:Feindliche Truppen! Richtung 9 Uhr!(敵部隊だ! 9時方向!)

【Koordinate A-2】
発音:コオーディナーテ・アントン・ツヴォー
意味:座標A-2
解説:簡単な座標指定です。
改変例文1:Feindliche Truppen gesichtet, Koordinate L-7.(敵部隊を発見、座標ルートヴィヒ7)
改変例文2:Fordern Artillerieunterstützung, Koordinate J-5, Drei Schüsse, Kommen.(砲撃要請、座標ユリウス5、3発射撃、送れ)

【Das erste und das letzte Wort aus eurem dreckigen Maul wird "Herr Kommandeur" sein】
発音:ダス・エルステ・ウント・ダス・レッツテ・ヴォルト・アウス・オイレン・ドレッキゲン・マウル・ヴィルト "ヘア・コマンデュール" ザイン
意味:口でクソたれる前と後に "ヘル・コマンダール" と言え
解説:じっくりかわいがってやる! 泣いたり笑ったり出来なくしてやる!
例文:Das letzte Wort aus eurem dreckigen Maul wird "Herr Kommandeur" sein! Habt ihr Maden das verstanden! (口でクソたれる前と後に "ヘル・コマンダール" と言え! 分かったか、ウジ虫ども!)



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2015年03月10日

WWIIドイツ陸軍 襟章・国家鷲章・臂章の縫い付けチャレンジ


今回はドイツ陸軍野戦服における襟章(リッツェン)・国家鷲章(アドラー)・臂章(シェブロン)の縫い付けについてです・・・が、先に述べます。

完成度が非常に低いです。

WWIIイベントでM43野戦服がレギュレーションに入っていなかったためM40野戦服の複製品を用意し、「せっかくなので襟章類を自分で縫い付けてみよう」と思い必要なものと必要な資料を用意して実行した結果、残念なことになりました(M43野戦服はカンプバタリオン!!のミシン縫い)。

そもそも、イベント開催前日まで縫い付けをサボり、日付変更線を越えてから作業を始め、眠気と戦いながら朝5時までぶっ通しでやること自体が間違いでした。

主な縫い方の参考資料としたのは普段お世話になっている「黒騎士中隊様」からの情報と、ドイツ軍の複製品製作や研究などをされている「シュミット&ゾーン」のウェブサイトにあるコンテンツ「特別展示室」からです。

【参考資料】
・Schmidt&Sohnドイツ歴史的蒐集精密複製品型録(http://www.bekkoame.ne.jp/ha/schmidt/) / HAUPTEINGANG von JAPANISCHE SEITEN / 特別展示室・レプリカ服のディテールアップと記章・バッヂ類の付け方






【撮影時刻...0:22】

ということで、その無残な結果になるまでの過程を写真を交えてご紹介します。
まずは襟章(リッツェン)の縫い付けです。
この襟章は下士官兵用の台紙なしタイプで、上が右襟用、下が左襟様です。
見分け方は幅が広い部分の斜め加工の向きになります(斜め左下になっているのが左用、斜め右下になっているのが右用)。


裏側です。
襟章は複製品ですが、メーカーは忘れました(爆)


まず、斜め方向に合わせて端を内側に折り込みます。
どこから折ればいいのか、角度はどれぐらいにすればいいのか、などは具体的にわかりませんでしたので、写真をいくつか見ての見様見真似で行いました。
斜めの角度については、襟の外周と襟章の外周が並行になるようにするのが最も美しいと思います。
また、襟章に限らず、折り込んだ後にアイロンなどを掛けて折り目をしっかりつけると縫い付け時が楽です


続いて、はみ出している部分を内側に折り込みます。
資料によっては切ってますが、切らないという話もありましたので私はそちらを選択しました。


出来上がりましたらいよいよ襟に縫い付けです。
縫い付け方法は野戦服の出荷工場や時期によって差異があり、ミシンで一気に縫うこともあればミシン縫いと手縫いの複合もあったとのことですが、私はミシンを所有していませんので総手縫いです。
シュミット&ゾーンの解説によると「端から0.5mmのところを3.0mm間隔で、極力縫い目が目立たないようにまつり縫い」とのことですが、写真では見ての通り完全無視、まつり縫いのやり方も何故か間違い(以降も間違い続けてます)、糸のセレクトも悪いです(爆)

【まつり縫いとは?】
・まつり縫いの仕方 [裁縫] All About(http://allabout.co.jp/gm/gc/42682/
・YouTube動画:How to sew the hem stitch. まつり縫いの仕方(手縫いでのすそ上げ)(https://www.youtube.com/watch?v=QfBVcETu2HM


襟章の位置は、下士官で使用するトレッセ(襟の外周に付ける線)のスペースを確保できるところにします。
写真を見ますとトレッセと襟章の隙間は非常に狭く、トレッセの幅は約9.0mmですので、縁から約10.0mmのところに合わせれば多分大丈夫だと思います。
写真では、どこ吹く風の状態ですが。


【撮影時刻...2:25】

両方の縫い付けが終わりました。
このM40野戦服の複製品(海外製)は襟が大きく、それに合わせて襟章の外周を作ると襟章の形状が悪くなるため、平行にしていません。
それにしても、縫い目がおもいっきり目立っています。


次は国家鷲章(アドラー)です。
これはS&Graf製のBEVO(織出)タイプで、鷲の色が白い1935年型シリーズのものです(1940年型で目立たない色になります)。


裏側です。
BEVOタイプは帯状でまとめて生産されますので、単品として完成した時はこの状態です。


これを形にするわけですが、見た目からして難しそうです。
襟章と異なり、国家鷲章は外周をある程度切ります。
切る際は国家鷲章の縁ギリギリで切るのではなく、10.0mmほど間隔を空けて切ります。
(ミリブロ「ハントの野戦補充大隊(http://feldersatz.militaryblog.jp/)」管理人、ハント様から頂いた情報です。ありがとうございます)

心配性な私は切る部分を大雑把に書きしました。


【撮影時刻...2:29】

線に沿って切りました。
次に襟章の時と同様、余分な部分を内側に折り込んでアイロンをかけ、折り目をつけます。
角の部分や円の部分は縦に切れ目を入れて形を整えますが、あまり深く切り過ぎるとそこからほつれてしまいますので注意です。
(こちらもハント様から頂いた情報です。ありがとうございます)



そして58分後・・・











【撮影時刻...3:21】

物凄いことになっています・・・。


裏側です。
アイロンをかけても綺麗に折れず、悲惨な状態になりました。
これについては後ほど「スチームだけで強引にやったから」ということが判明しました。


【撮影時刻...4:38】
諦めて縫い付けた状態です。
雑っていうのにも限度がありますね・・・。

国家鷲章の位置や縫い方は、襟章と同じく野戦服の出荷工場や時期によって差異があります。
位置については大雑把に分けますと、右ポケットのフタ(雨蓋)の少し上のケースと、フタの上面に少し被るケースの2通りです
私はシュミット&ゾーンの解説でも採用されている前者を採用しました。

縁から0.5mm以下の位置を3.0mm又は5.0mm間隔でまつり縫い、国家鷲章の角度は着用した際に地面とほぼ平行になるようにする」という解説ですが、襟章のときと同様完全に無視しています


最後は伍長勤務上等兵(Obergefreiter、オーバーゲフライター)の臂章(シェブロン)です。
最初に入手した中古のM43野戦服が伍長勤務上等兵でしたので、以降私は伍勤な人で定着していますので用意しました。
これもS&Graf製の複製品で、V字の部分がピカピカの頃のものです(後に目立たない色に変更されます)。


裏側です。


左腕側にまつり縫いで縫い付けます。
規定の位置はあると思いますが、わかりませんでしたので、カンプバタリオン!!での縫い付け位置をパクッて参考にして縫い付けました。


【撮影時刻...4:59】

襟章、国家鷲章、臂章をすべて縫い付けた状態のM40野戦服です。
形にはなったものの、やはり国家鷲章の雑さが特に目立ちます・・・
やる気が出た時にでも付け直しましょうか。

最後までご覧になられた方へ、私の真似をすると写真のように残念な仕上がりとなりますので、実施する際はちゃんとした資料を片手に行ってください。



WWIIドイツ陸軍 襟章・国家鷲章・臂章の縫い付けチャレンジ」はこれで以上です。  

2014年12月31日

サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 & 年末のご挨拶

・2017年3月13日追記
幼女戦記の歌詞考察記事のソースとして何故か本記事が採用されました。

【リンク】
Livedoorブログ「わすれなぐさ」:2017年02月17日 - 幼女戦記 ED「Los! Los! Los!」歌詞のドイツ語(http://forgetmenots.doorblog.jp/archives/50512081.html





今年最後の記事は、サバゲでとっさに叫ぶと高確率で周りから「おまえは何を言っているんだ」と思われる簡単なドイツ語集です。

日本語や英語で叫ぶのがありならドイツ語でもいいじゃないか!」ということで少し作ってみました。
もしこれらのセリフに反応する方がいれば、きっとイイお友達になれると思います(笑)
ゲームのボイスチャットでドイツ語圏の方と会話する際の意思疎通などにもご利用できます。

カタカナ発音は「それっぽい感じでカタカナにしたもの」ですので、そのまま言うと通じない場合があります


【動画:サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 音声版】YouTube

【関連記事】
【続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その2
【続続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その3(無線交信編)



【目次】
返事関連
移動関連
敵兵発見関連
危険喚起関連
射撃・攻撃関連
その他




< 返事関連 >

【Ja】
発音:ヤー
意味:はい
解説:上官に対しての場合は「Jawohl」の方がいいと思います。
例文:”Das ist ein Zombie?” ”Ja.”("これはゾンビですか?" "はい。")

【Jawohl】
発音:ヤヴォール
意味:了解
解説:ドイツ軍では最後に相手の階級を言うのが多いそうです。
例文:Jowohl, Herr Unteroffizier.(了解しました、伍長殿。)

【Alles klar】
発音:アレス・クラー
意味:わかった / 問題ない / (皮肉を込めて)はいはい
解説:くだけた感じの言い方ですね。「Alles klar?」の問いかけは「Alles klar.」で返してもいいそうです。
例文1: "Ist alles in Ordung?" "Alles klar."("大丈夫か?" "問題ない。")
例文2:"Meine kleine Schwester kann gar nicht so niedlich sein." "Alles klar."("俺の妹がこんなに可愛いわけがない。" "はいはい、わかったわかったから。")

【Nein】
発音:ナイン
意味:いいえ / やめろ
解説:これは上官に対しても同じで大丈夫です。文脈によっては「やめろ」という意味も持ちます。
例文1:”Das ist ein Zombie?” ”Nein.”("これはゾンビですか?" "いいえ。")
例文2:Nein! Du hättest lieber tot bleiben sollen!(やめろ! お前はそこで死に損なっていればいいんだ!)

【Negativ】
発音:ネガティヴ
意味:駄目だ
解説:より強く否定する意味で使用します。
例文:"Feindliches U-Boot gesichtet!" "Negativ!"("敵の潜水艦を発見!" "駄目だ!")

【Danke】
発音:ダンケ
意味:ありがとう
解説:「どうもありがとう」は「Danke schön(ダンケ・シェーン)」などを使用します。
例文:"Bestellen Sie etwas zu trinken?" "Nein, danke."("何か飲むかい?" "いや、遠慮する、ありがとう。")




< 移動関連 >

【Los】
発音:ロース
意味:行け
解説:英語で言う「Go go go!」的なノリでも使用できます。
例文1:Los los los!(行け行け行け!)

【Bewegung】
発音:べヴェーグング
意味:動け
解説:英語の「Move」に相当します。
例文:OK, Bewegung! Keine Zeit verschwenden!(オーケー、よし動け! 時間を浪費するな!)

【Vorwärts】
発音:フォアウェルツ
意味:前進
解説:部隊ごと前進させる場合はこちらの方がいい感じです。他には「Marsch(マルシュ)」などがあります。
例文:Allemann vorwärts!(総員前進!)

【Zurück】
発音:ツリュック
意味:後退
解説:「下がれ、下がれ~!」です。
例文:Allemann zurück!(総員後退!)

【Sammeln】
発音:ザンメルン
意味:集結
解説:バラバラになった部隊を集めます。
例文:Allemann sammeln!(総員集結!)

【Schnell】
発音:シュネル
意味:急げ
解説:他と組み合わせると急いでいる感じが一層でます。
例文:Schnell! Los!(急げ! 行け!)

【Halt】
発音:ハルト
意味:止まれ / 留まれ
解説:ストップ!
例文1:Halt! Keine Bewegung, oder ich töte dich.(止まれ! 動くと撃つぞ!)
例文2:Haltet die Position!(この位置を保て!)

【Mir nach】
発音:ミア・ナーハ
意味:ついて来い
解説:マクミラン先生「Follow me.」
例文:Panzer. Mir nach.(戦車だ。ついて来い。)




< 敵兵発見関連 >

【Feind】
発音:ファインド
意味:敵
解説:単独でも使用できます。
例文1:Achtung! Feind!(気をつけろ! 敵だ!)
例文2:Feind gesichtet!(敵発見!)

【Feindliche Infanterie】
発音:ファインドリヒェ・インファンテリー
意味:敵歩兵
解説:後半の単語を変更すると様々な「敵の~~~」を表現できます。
改変例文1:Feindliches Maschinengewehr!(敵の機関銃だ!)
改変例文2:Feindlichen Panzer gesichtet!(敵戦車発見!)




< 危険喚起関連 >

【Achtung】
発音:アハトゥンク
意味:注目 / 気をつけろ
解説:場面によってニュアンスが変わりますが、色々な場面で使用できます。
例文1:Achtung! Erstes Bataillon, legt euren Schutz gegen die UV-Strahlung an. Neu Formieren!(注目! 大隊総員、対紫外線装備。集結!)
例文2:Achtung! Granate!(気をつけろ! 手榴弾だ!)

【Deckung】
発音:デックンク
意味:隠れろ
解説:Take Cover!
例文:Deckung! Geh in Deckung!(隠れろ! 隠れるんだ!)

【Runter】
発音:ルンター
意味:伏せろ
解説:号令風に言うと「Hinlegen(ヒンレーゲン)」ですね。
例文:Kopf runter! Scharfschütze!(頭を伏せろ! 狙撃兵だ!)

【Hinlegen】
発音:ヒンレーゲン
意味:伏せろ
解説:「08/15」で連呼されるアレです。
例文:Hinlegen! Auf!(伏せろ! 立て!)

【Auf】
発音:アウフ
意味:立て
解説:「08/15」で連呼されるアレその2です。
例文:Hinlegen! Auf, Marsch! Hinlegen! Auf, Marsch! Hinlegen! Auf, Marsch!(伏せろ! 立て、進め! x3)

【Granate】
発音:グラナーテ
意味:手榴弾
解説:コンボラ!
例文1:Hab eine Granate!(手榴弾でも食らえ!)
例文2:Runter! Granate!(伏せろ! 手榴弾だ!)

【Artillerie】
発音:アーティラリー
意味:砲撃
解説:砲弾が飛んできた時は大いに叫びましょう。
例文:Artillerie! In Deckung!(砲撃だ! 隠れろ!)




< 射撃・攻撃関連 >

【Feuer】
発音:フォイエル
意味:撃て
解説:組み合わせは色々あります。
例文1:Feuer öffnen!(撃ち方始め!)
例文2:Feuer frei!(自由に撃て!)

【Feuerschutz】
発音:フォイエルシュッツ
意味:援護射撃
解説:カバー!
例文:Allemann feuerschutz!(総員援護射撃!)

【Sperrfeuer】
発音:シュペーアフォイエル
意味:制圧射撃
解説:撃って撃って撃ちまくりましょう。
例文:Allemann sperrfeuer!(総員制圧射撃!)

【Feuer einstellen】
発音: フォイエル・アインシュテーレン
意味:撃ち方やめ
解説:お前は母国を裏切った!!
例文:Feuer einstellen. Feuer einstellen!(撃ち方やめ。撃ち方やめ!)

【Nachladen】
発音:ナハラーデン
意味:再装填
解説:俺のリロードはレボリューションだ!
例文:Leergeschossen! Brauche Deckung beim Nachladen!(弾切れだ! 再装填するから援護してくれ!)

【Gib mir deckung】
発音:ギブ・ミア・デックンク
意味:援護を頼む
解説:突っ込む時も、助けて欲しい時も、色々な場面で使用できます。
例文:Unter Beschuss! Gib mir deckung!(攻撃を受けている! 援護してくれ!)

【Angriff】
発音:アングリフ
意味:攻撃
解説:連呼するのもアリです。
例文:Granateangriff!(手榴弾攻撃だ!)

【Feind nach unten】
発音:ファインド・ナハ・ウンテン
意味:敵を倒した
解説:はい、さいならぁ~!
例文:Feind nach unten! Fahr zur Hölle!(敵をやったぞ! 地獄に落ちやがれ!)



< その他 >


【Kommen】
発音:コメン
意味:来る / 送れ / どうぞ
解説:無線で相手に返事を求める際にも使用できます。英語で言う「over」です。
例文:Feindliches U-Boot gesichtet. Kommen.(敵の潜水艦を発見。送れ。)

【Ende】
発音:エンデ
意味:終わり / 以上
解説:無線を切る際にも使用できます。英語で言う「out」です。
例文:Negativ. Ende.(駄目だ。以上。)

【Linke Seite】
発音:リンケ・サイテ
意味:左側面
解説:「Seite」は「側面」という意味です。
例文:Auf der linken Seite!(左側面にいるぞ!)
改変例文:Rechte Seite!(右側面だ!)

【Richtung 12 Uhr】
発音:リヒトゥンク・ツヴェルフ・ウーア
意味:12時方向
解説「~~~時方向に敵!」のアレです。
改変例文:Feindliche Truppen! Richtung 9 Uhr!(敵部隊だ! 9時方向!)

【Sanitäter】
発音:ザニテーター
意味:衛生兵
解説:メディック戦で叫びましょう。
例文:Ich bin getroffen! Sanitäter!(撃たれた! 衛生兵!)

【Scheiße】
発音:シャイセ
意味:クソッタレ
解説:言い過ぎに気を付けましょう。
例文:Scheiße! Wir müssen die Bombe entschärfen!(クソッ! 爆弾の信管を抜かないと!)

【Gebiet gesichert】
発音:ゲビート・ゲシヒェット
意味:エリアに敵なし
解説:エリアクリア!
例文:Gebiet gesichert. Ich geb Rückendeckung.(エリアに敵なし。後ろを援護してくれ。)

【Kapitulieren】
発音:カピトゥリーレン
意味:降伏しろ
解説:銃口を突き付けながら言ってみましょう。
例文:Lege die Waffe nieder! Kapitulieren!(武器を下ろせ! 降伏しろ!)

【Hilfe】
発音:ヒルフェ
意味:助けて
解説:連呼すると切羽詰ってきます。
例文:Unter Beschuss! Wir brauchen Hilfe!(攻撃を受けている! 助けを求む!)

【Bitte】
発音:ビッテ
意味:お願いだ / 頼む
解説:「Hilfe」同様連呼すると切羽詰まっています。
例文: Bitte! Bitte!(頼む! お願いだ!)

【Nicht schießen】
発音:ニヒト・シーセン
意味:撃たないでくれ
解説:ママ、手は洗ってあるよ。
例文:Nicht schießen! Bitte! Bitte! Nein!(撃たないでくれ! 頼む! 頼むから! やめてくれ!)






今年最後の記事は盛大にやってやる!」と一人で盛り上がっていましたが、結局内容に困って無難(?)な方向に進んだ結果こうなりました(爆)

今日初めて読んだ方も、今年の1月1日から毎回読んでいるというツワモノな方も、本年はありがとうございました。

来年も引き続き私「Y.A.S.」及び「とあるAirsoftな人の覚書:Memories of a Unknown Airsoft Gamer」をよろしくお願いいたします。  

2014年12月30日

WWIIドイツ軍 基本教練考察 徒手教練・執銃教練 ドイツ語号令編その1


今回はドイツ軍の基本教練の号令について触れてみようと思います。
動作については別の機会で記事にする予定です
(書く本人がイマイチわかっていません)

使用する参考資料はこちらです。


【参考動画:LAH Drill 1- Complete LAH Drill Video Rough Draft】YouTube

海外のドイツ兵な方々が行っている徒手教練と執銃教練を映した映像です。
動作映像の後に各号令のドイツ語表記が表示されますので、何を言っているのかもわかりやすい資料です。

この映像を見ればこの記事必要無くね?」というツッコミが来そうですが、「表示されるフォントが読みにくい方への支援記事」というコトでよろしくお願いします(逃げ道)
参考動画に掲載されていない動作については別記事で扱います。

発音の参考としてカタカナ発音を併記しますが、あくまで参考ですので、極端に掛け離れている訳ではありませんがドイツ語としての正確な発音とは異なる場合があります。

また、陸軍・海軍・空軍・武装親衛隊でどれだけ共通しているかはわかりませんが、少なくとも陸軍と武装親衛隊はほぼ共通だと思います。
(動画の軍装は武装親衛隊です)
現在のドイツ連邦軍でも(伝統の)名残が残っている号令や動作がありますね。



前置きが長くなりましたので、そろそろ本題の方へ入りましょう。





【0:06 - Antreten!】
・Antreten(アントレーテン):整列
・Stillgestanden(シュティールゲシュタンデン):気を付け
・Richt Euch(リヒト・オイヒ):右へならえ
・Augen Gerade - Aus.(アウゲン・グラーデアウス):かしら中


【0:33 - Rührt Euch & Stillgestanden】
・Rührt Euch(リュート・オイヒ):休め
・Stillgestanden(シュティールゲシュタンデン):気を付け


【0:55 - Facing Movements】
・Rechts - Um(レヒツ・ウム):右向け右
・Links - Um(リンクス・ウム):左向け左
・Kehrt - Um(ケラート・ウム):回れ左 ※ドイツ軍は右回りではなく左回りです
・Wegtreten(ウェグトレーテン):解散


【1:35 - Das Gewehr - über!】
・Das Gewehr - über(ダス・ゲヴェーア・ユーバー):担え銃


【1:46 - Gewehr - ab!】
・Gewehr - ab(ゲヴェーア・アブ):立て銃


【2:00 - Präsentiert das - Gewehr!】
・Achtung, Präsentiert das - Gewehr(アハトゥンク、プレゼンティアート・ダス・ゲヴェーア):捧げ銃


【2:00 - Das Gewehr - über!】
・Das Gewehr - über(ダス・ゲヴェーア・ユーバー):担え銃


【2:31 - Gewehr - Umhängen!】
・Gewehr - Umhängen(ゲヴェーア・ウムヘンゲン):吊れ銃


【2:45 - Gewehr - Abnehmen!】
・Gewehr - Abnehmen(ゲヴェーア・アブネーメン):立て銃 ※吊れ銃からのみ使用


【2:59 - Präsentiert das - Gewehr!】
・Achtung, Präsentiert das - Gewehr(アハトゥンク、プレゼンティアート・ダス・ゲヴェーア):捧げ銃


【3:14 - Das Gewehr - über!】
・Das Gewehr - über(ダス・ゲウェーア・ユーバー):吊れ銃 ※吊れ銃用にスリング調整している場合は担え銃になりません





いかがでしたでしょうか?
ドイツ兵姿でドイツ語の号令を受けると雰囲気が一気にアップしますね。
これに予令と動令を加えてさらにメリハリを付ければひとまず形式上はOKだと思います。



【予令と動令ってなんじゃらほい?】
予令:何の号令かを判断させ心の準備をさせる。学校で言う「予令チャイム」のポジション。
動令:予令での準備状態から実際に動かす。学校で言う「本令チャイム」のポジション。
用例1:かしら右 → かしらみぎ → かしら・みぎ → かしら(予令)・みぎ(動令) → かしら~(どっちに向くかドキドキ)・みぎ(右か!)
用例2:Rechts Um → Rechts(予令) Um(動令)



YouTubeには他の基本教練の映像もいくつかありますので、よければご覧ください。

【参考資料】
・YouTube検索「WW2 German Army Drill」(https://www.youtube.com/results?search_query=WW2+German+Army+Drill
・YouTube検索「Wehrmacht Drill」(https://www.youtube.com/results?search_query=Wehrmacht+Drill
・YouTube検索「Deutsche Exerzieren」(https://www.youtube.com/results?search_query=Deutsche+Exerzieren



WWIIドイツ軍 基本教練考察(執銃教練有) 号令編」はこれで以上です。  

2014年12月04日

WWIIドイツ陸軍 迫撃砲運用考察 射撃号令編


【元画像:YouTube動画「german mortar team in action」からのキャプチャー】

今回は迫撃砲運用の中における、射撃号令に的を絞って考察してみようと思います。
前回の記事でも大まかな号令を解説しましたが、もう少し深く見てみましょう。

【前回記事】
WWIIドイツ陸軍 迫撃砲運用考察 sGrW34射撃編



色々探し回っている最中にドイツ語版Wikipediaの記事「Granatwerfer 34」で射撃号令に関する記述がありましたので、該当箇所を引っ張ってきました。



【参考資料】
・ドイツ語版Wikipedia記事「Granatwerfer 34」(http://de.wikipedia.org/wiki/Granatwerfer_34) / Bedienung



Schütze 1 „Feuerbereit“,
Truppführer: „350(Meter) ein Schuss-Feuer frei!“;
Schütze 1: „Abgefeuert“.
Truppführer: „40 nach rechts-50 kürzer-ein Schuss-Feuer frei!“;
Schütze 1:„Abgefeuert“.


※読みやすいように改行を入れています。



前回記事で扱った動画で聞き取ったドイツ語号令と異なる部分がありますね。
また、こちらには次弾射撃前の修正指示もありますが、同じく前回記事で参考資料にしたスペインの第5降下猟兵連隊第I大隊チームの記事に記載されている例文と言い回しが異なっています。

さて、ドイツ語版Wikipediaの方の例文の直訳するとこんな感じでしょうか。



兵1: 射撃準備よし。
分隊長: 350m、単発、自由射撃!
兵1: 発射完了。
分隊長: 右40度、距離50引け、単発、自由射撃!
兵1: 発射完了。

「兵1(Schütze 1)」という表記についてですが、1940年2月15日版のsGrW34運用マニュアル「H. DV.104: Die Uusbildung am f. Gr. Werfer 34 (81mm)」には兵の表記で「Schütze 数字(1~5)」というのがありますので、それに則った表記と思われます。


【元画像:YouTube動画「WW2 German Army 8cm Mortar Fire - GrossDeutschland」からのキャプチャー】

「Schütze 1」は画像の迫撃砲の左にいる人物(調整手)を示します。
ちなみに「Schütze 2」は迫撃砲の右で膝立ちしている人物(装弾手)、「Schütze 3」はその手前で視線を下げている人物(装弾助手、砲弾管理)です。

【参考資料】
・FallschirmJäger Regiment 5, I Kompanie (http://www.fjr5.es/) / Ultimas entradas / 8-cm Granatwerfer 34



次に、前回記事で扱った号令も含めて一連の号令の流れをイメージしてみました。
「Abgefeuert(発射完了)」は使いどころが特定できませんでしたので省いています。
画像は前回記事で使用した写真を流用します。





~準備中~


Schütze 1: Feuerbereit.(射撃準備よし。)

~命令待ち~


Truppführer: Achtung. Feindliche Infanterie. 200 Meter. (注目。敵兵発見。200メートル。)
Schütze 1: 200 Meter.(200メートル。)※復唱
Truppführer: Ein Schuss, laden. Feuer frei.(単発、装填。自由射撃。)
Schütze 1: Ein Schuss, laden. Feuer frei. (単発、装填。自由射撃。)※復唱

~調整中~


Schütze 1: Fertig.(準備完了。)
Truppführer: Los.(行け。)


~射撃、次弾準備~


Schütze 1: Fertig.(準備完了。)

~命令待ち~


Truppführer: 40 nach rechts-50 kürzer-zwo Schüsse-Laden. Feuer frei.(右40度、距離50引け、2発、装填。自由射撃。)
Schütze 1: 40 nach rechts-50 kürzer-zwo Schüsse-Laden. Feuer frei.(右40度、距離50引け、2発、装填。自由射撃。)※復唱

~調整中~


Schütze 1: Fertig.(準備完了。)
Truppführer: Los.(行け。)


~2発射撃、次弾準備~


Schütze 1: Fertig.(準備完了。)

~射撃終了~


Truppführer: Feuerpause.(射撃終了。)





いかがでしょうか。
それっぽい感じになりましたかね?

ちなみに陸上自衛隊での例はこんな感じです。


【参考動画:陸上自衛隊 96式自走120mm迫撃砲】YouTube

調べる前までは「イベント当日は一体何をするのか?」と不安がイッパイでしたが、断片的とはいえ、どのような運用をしていたのかがわかってくると楽しみが膨らんできましたね
引き続き、色々調べてみましょう。



WWIIドイツ陸軍 迫撃砲運用考察 射撃号令編」はこれで以上です。
  

2014年12月01日

WWIIドイツ陸軍 迫撃砲運用考察 sGrW34射撃編


今回はドイツ軍の8cm迫撃砲「sGrW34schwerer Granatwerfer 34)(Wikipedia記事)」の撃ち方についての考察です。

次回のWWIIイベントで迫撃砲部隊に所属することになったのですが、予備知識ゼロでイベント当日を迎えて迫撃砲運用訓練を受けるよりは何かしら頭に叩き込んでおいた方が効率がいいと思い、調べてみることにしました。
一言で運用と言っても一人で運用する訳ではなく、持ち運びその他色々と絡んできますが、ひとまず迫撃砲設置後の射撃場面を主にして見ていこうと思います。
まずは参考資料の選定です。





【参考動画:german mortar team in action】YouTube

この動画は海外のドイツ軍な人が行っている迫撃砲運用動画です。
敵の発見から始まり、目標までの距離及び射撃角度の測量、砲兵への指示、射撃までの一連の動作が映っています。
武装親衛隊ですが、多分陸軍とも同じでしょう。

文章系ではスペインで活動するドイツ空軍チーム「FallschirmJäger Regiment 5, I Kompanie(第5降下猟兵連隊第I中隊)」を参考にします。
こちらも空軍での例ですが、こちらに記載されている内容と上記動画で実演している内容がほぼ一致していますので、多分陸軍も同じでしょう、ということで話を進めます。

【参考資料】
FallschirmJäger Regiment 5, I Kompanie (http://www.fjr5.es/) / Ultimas entradas / 8-cm Granatwerfer 34



それでは映像を複数回キャプチャーして製作した静止画を交えつつ流れを見てみましょう。






【1/6】
左から1人目と2人目の人物が観測中です。
左端の人物は測距儀、その隣の人物は砲隊鏡を使用しています。
動画の冒頭では測距儀側が「Achtung. Feindliche Infanterie. Zwohundert Meter.(注意。敵兵発見。200m。)」と報告します。


【2/6】
砲隊鏡側は砲兵側に「Zwohundert Meter.(200m。)」と報告し、規格帽を被る兵はその報告を復唱しながら迫撃砲を調整します。


【3/6】
砲隊鏡側は「Eins Schuss, laden.(単発射撃、装填。)」と命令し、砲弾装填手は砲弾を握って砲口近くまで移動させ、調整側は射撃態勢が整い次第右拳を上げながら「Fertig.(準備完了。)」と報告します。


【4/6】
砲隊鏡側からの「Feuer.(撃て。)」の命令で装填手は砲弾を砲口から落とし射撃、周りは射撃に対する退避体勢を取ります。


【5/6】
射撃完了後、調整側は何かを回していますが、よくわかりません・・・。
おそらく次弾装填に向けての準備操作をしていると思われます。


【6/6】
調整側は操作が終わり次第右拳を上げながら「Fertig.(準備完了。)」と報告します。
以降は「【1/6】」に戻って再射撃に移るか、射撃終了です。
動画の最後では何かを命令していますが、聞き取れずわかりませんでした(動画の流れで予想すると「射撃終了」でしょうか?)。





こんな感じです。
動画を見終わった後の関連動画で別のドイツ軍な人の迫撃砲運用動画がありましたので、それも見てみましょう。




【参考動画:WW2 German Army 8cm Mortar Fire - GrossDeutschland 】YouTube

この動画に登場するドイツ陸軍は歩兵師団グロースドイッチュランドですね。
射撃だけではなく、迫撃砲設置作業と撤収作業の映像もあります。

それではこちらの動画もシーン別の静止画にして見てみましょう。






【1/4】
目標観測は右端の下士官が双眼鏡で行っています。
私の聞き取り能力の関係で何メートルと言っているのかはわかりませんが、距離以降の命令は「Twei Schüsse. Feuer frei.(2発射撃。自由に撃て。)」と続いています。
迫撃砲から見て右側の兵は、下士官からの命令を復唱しながら調整します。


【2/4】
調整完了後、迫撃砲から左側の兵(装填手)は砲口近くまで砲弾を持って行き、下士官に「Fertig.(準備完了。)」と報告します。


【3/4】
下士官からの「Los.(行け。)」の合図で射撃し、射撃前に周りは退避体勢を取ります。
2発射撃の命令が出ているので迫撃砲は再装填して2発目を射撃します。
2発目のタイミングについては、「Feuer frei.(自由に撃て。)」となっているので装填側に任せていると思われますが、迅速に2発目を射撃します。


【4/4】
Feuerpause.(射撃終了)」の命令が出ましたので射撃を終了します。
参考資料ではこの後に迫撃砲及び各使用品の状態確認を行い、問題がある場合は報告することになっているようです。
なお、何らかの理由で射撃を中止する場合は「Stopfen.」と言うそうです。





かなり大雑把なまとめ方になりましたが、部隊や状況などによっては色々変わるでしょうけども、基本はこんな感じだと思います。
迫撃砲部隊に配属することになるとはこれっぽっちも思っていませんでしたので聞いた当初は大いに驚きましたが、よく考えれば、持ち主でもないのにこのような機会に出会うのは貴重ですので、やるからにはカッコよくキメたいところです
ちなみに予定では迫撃砲は射撃演出だけでなく、実際に(もちろん安全な)模擬弾を敵部隊にガンガン撃ち込むことになっていますので、「直接交戦する友軍歩兵部隊の明暗」にも関わります。

これは緊張しますね(汗)

WWIIドイツ陸軍 迫撃砲射撃の流れ考察 sGrW34編」はこれで以上です  

2014年11月23日

日本軍 / WWIIドイツ軍 分間114歩の行進はどれぐらいのペースか考察



今回のお題は「1分間に114歩歩く行進のペースはどれぐらいか」です。
他は置いておいて日本軍とドイツ軍に限定すると、日本軍の通常の行進(歩兵操典で言う「速歩行進」)とドイツ軍の通常の行進は「1分間に114歩」と定められています。

【参考資料】
・SUDOちんの部屋(http://www.warbirds.jp/sudo/) / 歩兵操典 / 第一篇 各個教練 / 第一章 基本 / 第二節 担銃、立銃、行進 / 第20
・Der Erste Zug(http://www.dererstezug.com/) / Articles / Commands, Tactics, Etc... / German School of the Soldier / (Zug, Gruppe, etc...) - MARSCH! (Platoon, Squad, etc..., march)




【Youtube動画:《軍歌》日本陸軍("Nippon Rikugun" - Japanese Army )with Eng/Sub】(YouTube

ちなみに歩幅日本軍で75cm、ドイツ軍で80cmと定められおり、ざっくり計算すると日本軍の行進は1分間で45m、ドイツ軍は48m進むことになります
秒速にすると日本軍は0.75m/秒、ドイツ軍は0.8m/秒のペースです。
50m走の距離…とまではいきませんが、それに近い距離を1分かけて歩くような感じですね。
Google先生によると、日本人の平均歩幅は70~80cmだそうです(Google先生リンク)。

なお、2014年10月現在の50m走世界記録保持者のドノバン・ベイリー氏とモーリス・グリーン氏(5.56秒)は単純計算で45mを5.004秒、48mを5.3376秒で通過します
そして、M8グレイハウンドがティーガーIIを後方から撃破した時の距離は50mの半分、25mと言われています





('A`)






【Youtube動画:wehrmacht hell march】(YouTube

さてさて、1分間に114歩というのはわかりましたが、1分間に114歩というのはどのようなペースなのでしょうか?
60で割り算すると「約0.53秒毎に1歩」になりますが、イメージしにくいですね。
メトロノームがあれば一番手っ取り早いですが…。










しかし、世の中は便利なもので、探してみるとFlashのメトロノームや携帯アプリのメトロノームがあります
これらを活用すればイメージを掴むことができますね!

【参考サイト】
・Flash(フラッシュ)ゲームなど/建井田(http://tateita.com/) / メトロノーム



YouTubeにもいくつかメトロノーム動画がありましたので、その内の1つをご紹介します。


【参考動画:Metronome Clic - 114 BPM - Drums Sound - ternaire】(YouTube



日本軍 / WWIIドイツ軍 分間114歩の行進はどれぐらいのペースか考察」はこれで以上です。