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Posted by ミリタリーブログ at

2014年10月05日

WWIIドイツ軍 Kar98k用弾薬ポーチの装着位置考察(実演有)


今回はKar98k用の弾薬ポーチにおける規定装着位置についてです。

ドイツ軍の規定ではバックルから3cm離す」という話をどこかで読んだか聞いたかしたのですが思い出せず、それらしいキーワードを並べて片っ端から検索した結果、「STEINER WW.II ドイツ軍 軍装品 武器類」と「MP44.nl」のKar98k弾薬ポーチ解説の中でそれぞれ「規定ではベルトバックルから3cm離して付ける事とされていた」「According to the regulations the pouches had to be worn at distance of 3 cm from the belt buckle(管理人翻訳:ポーチはベルトバックルから3cmの間隔を取って装着する規定となっています)」という文章が見つかりましたので、本記事ではそういうことにします。

【参考資料】
・STEINER WW.II ドイツ軍 軍装品 武器類(http://steiner.web.fc2.com) / 小銃用弾薬盒
・MP44.nl(http://www.mp44.nl/) / German Field Gerar / 98k ammo pouches




上記の情報を基に片方を装着してみました。
ちなみに写真のポーチとバックルは海外製複製品、ベルトは東ドイツ軍の実物(代用品)です。


定規を置いて間隔の拡大です。
「3cm間隔」とはありますが、参考資料ではベルトとバックルのどこを基準に3cmなのかが明記されておらず、もう一度探しても答えが出ませんでしたので、ひとまず写真のように「ベルトを正面から見て、ベルト上面の縁を基準にして当たる部分の間隔が3cm」としました。


カンプバタリオン!!製M43野戦服の上から装着してみました。
バックルの位置も野戦服を重ねた部分の境目に合わせます。
この状態を基にして当時の服装が整った写真を探してみましたが、いいアングルと高解像度の写真が見つからず、基準はわかりませんでした。
第一次世界大戦時の帝政ドイツ軍の写真は色々見つかりましたが、当時も3cm間隔の規定だったのでしょうかねえ。


上から見るとこんな感じです。
調整の際はイチイチ定規で測るわけにもいきませんので、「自分の手の指の第一関節までが大体3cm」や「野戦服のこの辺りが大体3cm」、「ベルトの裏にコッソリ印をつける」といった工夫をするといいと思います。



WWIIドイツ軍 Kar98k用弾薬ポーチの装着位置考察」はこれで以上です。