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Posted by ミリタリーブログ at

2017年01月02日

スモーキーズガンファクトリー製 複製 / レプリカ:九七式手榴弾


名称:九七式手榴弾
商品名:日本帝国陸軍 九七式手榴彈
メーカー:スモーキーズガンファクトリー(ウェブサイト
価格:定価6,800円





今回ご紹介するのは日本陸軍が昭和12年(1937年)に制式採用した手榴弾、九七式手榴弾の複製品のご紹介です。
九七式手榴弾の複製品と言えばアリイ(マイクロエース)製のプラモデルが最も(?)有名ですが、こちらはスモーキーズガンファクトリー製です。
いつ頃発売されたものかはわかりませんが、スモーキーズガンファクトリーは2008年に製造部門を閉鎖しているため、それ以前に発売されたものと思われます。


側面です。
この形状は私にとって非常に馴染み深いです。


上面です。
上蓋には実物と同じ、炸薬入りの実弾を示す赤い塗装がされています。


底面です。
実物ではこの部分に「延期 四 - 五秒 秒時」と書かれた紙が貼り付けられており、また製造メーカーを示す白い刻印もあります。


信管部分です。
信管の下にある穴は信管を叩いた後に内部で発生する燃焼煙を逃がす穴で、この部分に手があると火傷を負ってしまいます。
キャップの薄い紫色塗装は再現されていません。


分解してみました。
実物の分解写真と比較すると部品に省略がありますが、よく再現されていると思います。

【参考資料】
・Google検索:Type 97 Grenade(https://www.google.co.jp/search?q=Type+97+Grenade


弾体は樹脂製ですが、質感はいい感じです


実物では内部に炸薬を入れるため大きくくり抜かれていますが、スモーキーガンファクトリー製は信管をねじ込む最低限の穴しか空いていません。


キャップ(被帽)は金属製です。


内側はこんな感じです。


安全ピンです。
取り付けられている紐は綿紐ですが、実物は麻紐です。


信管は真鍮製です。
この複製品には弾体に固定するためのネジが切られており、実物とは形状が大きく異なります。


信管の上面です。


信管の中に入れているバネです。
実物のバネは円錐バネです。


バネの上に乗せるファイアリングピン(撃針)はアルミ製です。


反対側です。


上蓋もアルミ製です。
綺麗に塗装されています。


裏面です。


側面はこんな感じです。






うろ覚えですが、日本陸軍における手榴弾の一人当たりの携行数は定数二個、直前になって配られるという話だったと思います。
携行方法は軍袴のポケットの中、雑嚢の中、手作り手榴弾嚢の中など色々あったそうです。
私は雑嚢の中身の一つとして放り込んでいます。
アリイ製と比較すると全体的に頑丈な作りなので少々手荒に扱っても壊れないのがいいですね。
サバゲでも時々牽制用のダミーグレネードとして転がして遊んでいます。

スモーキーズガンファクトリー製 複製 / レプリカ:九七式手榴弾」はこれで以上です。