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2014年09月06日

WWIIドイツ軍 サスペンダー類と肩章の関係考察(実演有)


今回はドイツ軍のサスペンダー類と肩章についてのお話です。
サスペンダーについては基本的に重装サスペンダーに焦点を当てます。

お題は「重装サスペンダーを装着する場合、サスペンダーは肩章の上から通すのか、下から通すのか、どちらが正確なのか」についてです。

まずは私の装備写真での比較です。


【重装サスペンダーを肩章の上から通した場合】
※当時の写真を見ると、肩章の上からではなく、肩章より内側から通す例もあり。


【重装サスペンダーを肩章の下から通した場合】

両方を試した感想としましては、「後者のやり方は重装サスペンダーの脱着時に肩章を外すのが面倒臭い」です。
サバゲ前提での話になりますが、何らかの理由で脱着する時にそう感じます。
前者の場合でしたら肩章のことを気にする必要がありませんのでスムーズに脱着できます。

続きまして、当時の写真を見てみましょう。


【元写真:海外フォーラムから拾ってきた写真】
休憩中の写真でしょうか。
少々わかりにくいですが左側の兵は肩章の上から、右側の将校は肩章の下から通しています。
被っている略帽に兵科を示す山型があり、兵の襟が同色に見えることから撮影時期は1940年~1942年9月か、山型廃止の過渡期と思われます。

当時にも「面倒臭い」といる理由があったのかはわかりませんが、写真を見ていくと同じ部隊でも両方が混同しています。
また、主に調べたのは陸軍ですが、肩章の下に通していないスタイルは前線らしき場所で撮影された写真に多いように思えます。


【元写真:海外フォーラムから拾ってきた写真】
1943年1月撮影の陸軍グロース・ドイッチュランド師団のMG42班です。
左の下士官は肩章の下から、中央の兵は肩章の上から通しています。


【元写真:海外フォーラムから拾ってきた写真】
空軍の砲兵でしょうか。
肩章の下から通っていますね。
個人的な感想ですが、空軍の地上部隊の写真を見ると、肩章の下から通すスタイルが陸軍より多数派と思えます。


【元写真:英語版WikipeidiaのBattle of Berlin(Wikipedia)】
1945年3月9日撮影、二級鉄十字章を受章しヨーゼフ・ゲッベルスと握手するヒトラーユーゲントのヴィリー・ヒュブナー(Willi Hübner)、当時16歳です。
他の兵はコートの襟で隠れているためわかりませんが、ヒュブナーは肩章の下に通しています。


【元写真:海外フォーラムから拾ってきた写真】
1935年撮影、歌いながら行進しています。
背嚢のサスペンダーは全員肩章の下から通していると思われます。





さて、個人的な考察ですが、少なくとも式典や訓練時など、ピッシリする必要がある場面では肩章の下から通すスタイルが主体、おそらくこの形式が軍が定める制式な着装法と思われます
逆に戦地では肩章に通さないスタイルが目立ちます。
写真を見た限りでは部隊で着装法を統制いるようにも見えませんでしたので、個人の判断でどちらかを選んでいたのでしょうか。
見栄え的には肩章の下から通す方がいいと思います(上からサスペンダーで押さえると肩章が痛む可能性もありそうです)。
おそらく肩章の脱着については、一人で行う以外に、周りの人と協力して行うこともあったと思います。

どちらが正しいか」についての今回の個人的な答えは「肩章の下からサスペンダーを通すのが正式だが、戦地では上から通す形式が多数派」です。
もしWWIIイベントでの部隊編成式など、ピッシリ装備を整える場面がありましたら、肩章の下からサスペンダーを通しておくと、見栄えがさらに「カッコよくなる」かもしれません。

WWIIドイツ軍 サスペンダー類と肩章の関係考察」はこれにて以上です。





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この記事へのコメント
勉強になります!
Posted by パーKING at 2014年09月09日 14:38
>> パーKINGさん
返事が遅くなり申し訳ありません。
参考になれば幸いです。
Posted by Y.A.S.Y.A.S. at 2014年09月16日 23:28
いつも拝見させていただいております。
サスペンダー類の革の保存などはどうのようにされておりますでしょうか?
Posted by ぐふっカスタム at 2017年09月28日 22:03
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