2014年04月25日
【あされん!】サバゲレポート in W-tap(大阪府):2014年2月9日

2014年2月9日(日)
〒577-0012
大阪府東大阪市長田東5-1-3
KILL HOUSE: W-tap(ウェブサイト)
インドアフィールド
参加人数:17人ぐらい?
今回は私がお世話になっているサバゲコミュニティー「サバイバルゲーム初心者 in 大阪(通称:SBO)」様が主催するサバゲ技能講習会「明日から差がつく練習会、略して "あされん!" 」に参加しました。
「あされん!」は複数回開催されており、その時その時で講習内容も変わりますが、今回はサバゲ初心者に的を絞った内容です。
サバゲを始める上でのマナーや安全管理などから始まり、実射練習を経て最終的にゲームを行うのが大まかな流れです。

セーフティーで準備に取り掛かる参加者の皆様です。
「基本を改めて学ぶ」などといった理由で参加されている方もおり、全員が初心者ではありません。

この日の私はドイツ軍で行きましたが、身に付けている装備の大半は「あされん!」で必要ないものです。
(なので講習中は外していました)

サバゲの動画投稿者として有名なS氏も参加されていました。
ドイツ軍のヘルメットを被ってハイテンションです。

フィールド内で説明を受けているところです。

雑に撮影したせいで、かなりピンボケしています(爆)
写真には残していませんが、今回の「あされん!」はハンドガンの扱いに絞っています。
基本的な構え方の講習もあり、本格的です。

一通り終わったところでいよいよ実射練習です。
「あされん!」のマスコットキャラクター「的場さん」もスタンバイOKです。

実射練習開始です。

構え方を意識しながら一発一発撃ち込んでいきます。

別のレーンではベテラン勢が声を張り上げながら実射練習に励んでいます。
こちらはメニューが違うみたいです。

ガンガン撃ち込んでいます。

一方、こちら側は的場さんが3人に増えました。

さらに1人増えて4人です。

指導役のG氏が射撃を見守っています。
装備はいつものベトナム戦争期のアメリカ軍です。

最初は苦戦していた初心者の方も徐々に慣れてきて命中精度が向上してきています。

最後の射撃練習は近距離にある的場さんを狙う方式です。
腰を捻って上半身の構えを崩さずに狙うのがコツです。

一見簡単そうに見えますが、実際やってみると難しいです。

射撃練習後は皆でゲームを楽しみました。
参加された皆様お疲れ様でした!
2014年04月19日
メーカー不明 自動式拳銃型 8連発火薬鉄砲【突撃!隣のトイガン】

名称:不明
メーカー:不明
タイプ:火薬鉄砲(ダブルアクション式)
全長:不明
重量:不明
発見日:2014年4月12日(土)
発見場所:京都府 チーム「黒騎士中隊」チームフィールド
この日のゲームで、8連発キャップ火薬を使用する火薬鉄砲を持ってきている方がいましたので見せて貰いました。
私の中で8連発火薬鉄砲といえばリボルバー型ですが、この火薬鉄砲は自動拳銃型です。

改めて左側面です。
外装はおそらくM1911がモデルと思います。

右側面です。
こちら側にはネジがないのでスッキリしていますね。
銃口近くでオレンジ色になっている部分がありますが、その周辺は元々オレンジ色になっており、持ち主様が黒色に塗装しました。

刻印は「Made in China」だけです。

驚いたのがこの構造です。
初めて見た時は巻玉火薬鉄砲と思いましたが、「Made in China」の右側にある小さなボタンを押すとスライドの一部が外れ、リボルバー型と同じシリンダーが出てきました。
この構造ならシリンダーを露出させることなく収めることができますね。
火薬を入れる部分は金属製です。

トリガーを引くと、スライドの上にある隙間からハンマーが出てきます。
リボルバー型よりサイズが大きいため握り心地はリボルバー型より良好です。
銃口はシリンダーまで貫通していますので、マズルフラッシュと発射煙も楽しめます。
この火薬鉄砲は残念ながらメーカー名がわからず、販売しているものも見たことがないため、既に絶版になっているものと思われます。
持ち主様は20年ぐらい前に購入したそうで、ゲームで一緒に遊んでいた30代の方も「昔に見たことがある」と記憶されていましたので、少なくとも20数年前、1990年代前半には販売されていたと考えられます。
個人的にこれは物凄く欲しいです。
2014年04月13日
【KWWG4難民の集い】サバゲレポート in COMBAT ZONE KYOTO(京都府):2014年2月2日

2014年2月2日(日)
〒622-0232
京都府船井郡京丹波町曽根深シノ33
COMBAT ZONE KYOTO(ウェブサイト)
アウトドアフィールド
参加人数:約50人
この日、本来は兵庫県のサバゲフィールド「三木アネックスパーク」で開催される「第4回KANSAI World War Game(KWWG4)」に参加することになっていましたが、当日の天気予報が雨になったため延期になってしまいました。
最後まで開催を信じていた私はこれにより予定が飛んでしまい、行き場を失ってしまいます。
しかし、同じく行き場を失ってしまったチーム 黒騎士中隊様よりCOMBAT ZONE KYOTO参戦のお誘いを受けましたので、喜んで向かいました。
フィールド現地では雨が降っていましたが、徐々に回復するという予報を信じて準備に取り掛かります。
この日の私の装備は以下の通りです。

【頭】
・中田商店製:官給略帽
・実物:九〇式鉄帽 中田商店レストア
・中田商店製:鉄帽覆後期型 安価版
・中田商店製:鉄帽用偽装網
【上】
・中田商店製:官給九八式夏衣
・個人業者S様製:官給夏襦袢
・個人業者S様製:九八式一等兵襟章 廉価版
・中田商店製:帯革
・中田商店製:三十年式弾薬盒 前期型
・海外製:剣差し
・実物:三十年式銃剣 末期型(刀身切断合法品)
・メーカー不明:三十年式銃剣用鞘
・K.K.MFG.CO.製:銃剣鞘用鞘覆 布製
・中田商店:昭和十四年型雑嚢
・海外製:昭五式水筒
・海外製:九九式防毒面嚢
・市販の軍手
【下】
・中田商店製:官給九八式夏袴
・メーカー不明:防暑袴下
・海外製:巻脚絆
・ステファノロッシ製:MID CUT SR03115 F12 S/SABBIA(代用編上靴)
【武器】
・タナカ:三八式騎銃 ガスガン
・マルシン:マウザー M712 MAXI ガスガン

準備に取り掛かる黒騎士中隊様御一行です。
全員やる気満々です。

S&T製 MG42 電動ガンとAGM製 MP40 電動ガンを手入れ中です。

午前のゲームは雨の影響で開催されなかったので昼食へ入ります。

受話器でどこかに連絡を取っているドイツ兵を見つけました。
話を聞いてみると、KWWG4に参加予定だった人で、雨天延期で行き場所を失ったためここに参戦したそうです。
ちなみに富山県から来られていました。

見せてもらいました。
海外から輸入したもので、「配線を接続したら多分使えますよ」とのことです。
こういった小物があると話も盛り上がりますね。

お近づきの印でショカコーラを頂きました。

受話器なドイツ兵のお仲間、日本陸軍少尉です。

イタリア軍の鉄板ネタ「貴重な水を使ってパスタを茹でてやったぜ!」をキメるドイツ兵(イタリア人義勇兵?)です。

私の昼食の作成風景です。
ちなみにこれは私がやっているのではなく、全部やってもらっています(爆)

完成した昼食です。
おいしく頂きました、ありがとうございます!

午後からは予報通り天気が回復し、開会式が始まりました。

天気予報を信じて集結した参加者は50名ほどだったと思います。

フィールド管理人様が今日の流れを説明中です。

今日は同じくKWWG4に参加予定だった、擲弾筒分隊 "残部隊" 様の一部も参戦しています。

弾薬盒がイイ色です。

さらに同じくKWWG4に参加予定だったH氏と、美しき副官です。

ここからはゲーム中に撮影した写真です。
WWII軍装チームは全員同じチームになりましたので、見た目も武器も凄く偏った編成です(笑)

残部隊の皆様も戦闘モードです。

ドイツ軍の将校陣もやる気満々です。
背後からやってくるソ連兵がその後どうなったかは皆様のご想像にお任せします。
(※特にネタは何もありませんでした)

ゲームスタート早々高見の見物モードに入るH氏と副官です。
ドイツ軍に戦闘を丸投げする気でしょうか。

通称「ビンラディン・ハウス」に続々と突入していきます。
ちなみに私達は「パブロフ・ハウス」と呼んでいました(笑)

ビンラディン・ハウス改めパブロフ・ハウスの制圧は完了、外周の警戒へ入ります。

外周からも続々と前進していきます。

警戒中の日本兵とソ連兵です。

日本軍側唯一の将校、陸軍少尉も小銃を持って戦闘中です。

小銃と軍刀を同時に持ち歩くのは大変そうですね…。

敵を発見し射撃開始です。

どんどん前線を押していきます。

警戒するドイツ兵です。

タナカがようやく発売した普通のエアコッキング式のKar98kはこの日も快調な性能を発揮してみました。
この時のゲーム結果は時間切れでしたが、私達のチームの方が優勢でした。

セーフティーに集まるソ連軍、ドイツ軍、日本軍の指揮官達です。
ここだけ将校クラブですね。

珍しい迷彩服を着用するグループを見つけましたので撮影しました。
顔にもペイントをしており、気合の入った方々です。
迷彩柄はチョコチップというものだそうです。

ちなみにこの日はWWIIアメリカ陸軍日系人部隊リエナクトチーム「BCo/100Bn」に所属するS氏も来ていました(昼食ありがとうございます)。
ゲームに参加する予定でしたが、小銃の初速がフィールドレギュレーションを超える(※法定初速内です)などの悲劇に見舞われ、結果見学となりました。
手にするアルバムには長年の活動記録となる写真が数多く掲載されており、一見の価値ありです。

この日集まったKWWG4難民のメンバーです。
残部隊様は先に着替えて撤収されましたので、私と少尉の二人で写っています。

ソ連兵です。

ドイツ兵です。

日本兵です。

「少尉殿、お言葉ですがジャンケン弱すぎます」
「君が強すぎるのだよ、一等兵」
※ヒットしてもメディック役の人とジャンケンをして勝つと復活できるメディック戦がありましたが、当時メディックをしていた私と復活待ちの少尉とジャンケンをした際に少尉が負け続けて一向に復活させることができないという事件がありました(10回以上は繰り返しました)。
ということでレポートは以上です。
参加された皆様お疲れ様でした。
そしてまたKWWG4、その他のイベントなどでお会いしましょう!
2014年04月08日
WWIIイベントレポート in 擲弾筒分隊 "残部隊" 様 新春飯盒炊爨の会(兵庫県):2014年1月13日

2014年1月13日(月・祝)
兵庫県某所
WWII日本陸軍歩兵リエナクトチーム「擲弾筒分隊 "残部隊"」教練会場
アウトドアフィールド
参加人数:忘れた(爆)
日頃お世話になっている日本陸軍歩兵リエナクトチーム「擲弾筒分隊(通称:残部隊)」様が実施している訓練に初めて参加してきました。

この日は野戦訓練がありませんでしたので、装備はシンプルです。
【頭】
・中田商店製:官給略帽
【上】
・実物:九八式綿製冬衣
・個人業者S様製:九八式一等兵襟章 座布団型 廉価版
・個人業者S様製:官給夏襦袢
・中田商店製:帯革
・海外製:剣差し
・実物:三十年式銃剣 末期型(刀身切断合法品)
・メーカー不明:三十年式銃剣用鞘
・K.K.MFG.CO.製:銃剣鞘用鞘覆 布製
・市販の軍手
【下】
・実物:九八式綿製冬袴
・メーカー不明:防暑袴下
・海外製:巻脚絆
・ステファノロッシ製:MID CUT SR03115 F12 S/SABBIA(代用編上靴)
いつも通りの有り合わせですが、「軍衣袴は綿製を」というレギュレーションを満たすために急遽仕入れた、実物の九八式綿製冬衣袴を初めて着用しました。
当初は夏衣袴で考えていましたが、これも何かの機会かなと思い、サイズの合うものを探しまくりました。
(山の中は寒い、というのも理由の一つですが)

昼食が完成するまで談笑する残部隊隊員の皆様です。

飯盒を焚いて昼食を準備中です。
実はこの趣味をしていながら、自分で仕込んで飯盒炊爨をするのは初めてでしたので、米のとぎ方などを一から教えて頂きました。
(

炊けたご飯を飯盒から出して分配中です。

暑いので軍手を付けて作業をします。
食事中も基本的には軍手を着用して食べるそうです。
(アツアツのものを入れると容器はすぐ熱くなります)

食事中です。
左の方は防寒外套、右の方は普通の外套を着用しています。
この日は朝から雪がちらつくなど寒い一日でした。
私も外套が欲しいですね。

食事のメニューは各自共通がご飯と味噌汁、他は各自で缶詰を持ち込みました。
私は日本陸軍の定番缶詰、牛缶(牛肉大和煮)に近いものを仕入れて一緒に食べました。
(他にもいくつか持ち込みましたが忘れました)
写真は撮影していませんが、昼食後は基本教練を行いました。
メニューは以下の通りです。
●メニュー1
・気をつけ
・休め
・右向け右
・左向け左
・回れ右
・敬礼
●木銃を用いての動作
・立て銃
・捧げ銃
・木銃を用いたメニュー1
イベントで残部隊様とお会いした際は、よく基本教練に混ぜてもらっていたのである程度わかっているつもりでいましたが、見事にダメダメでした(爆)

この日残部隊様に入隊した知人Y氏にいくつかの動作のモデルをして頂きました。
(
まずは気をつけ(不動の姿勢)です。

休めです。
足が疲れたら前に出す足を組み替えてもOKです。

小銃(写真のものは木銃)を持った状態での気をつけ(立て銃)です。

捧げ銃です。

基本教練後、残り火で暖を取る隊員の皆様です。

川で飯盒を洗うY氏です。
絵になりますね~。

背景がよかったので記念撮影しました。
そして、あっという間に一日は終わりました。
元々はただの軍装サバゲーマーでしたが、残部隊様と出会ってからは、こうした活動にも興味を持つようになりました。
「カッコいい日本兵」になれるよう、これからも色々吸収していきたいですね。
今回はこれにて以上です。
2014年04月07日
無可動実銃 PPS-43【突撃!隣の無可動実銃】

名称:PPS-43(Wikipedia)
タイプ:短機関銃
メーカー:ポーランド(ライセンス生産)
全長:615mm(ストック折り畳み時) / 820mm(ストック展開時)
重量:3kg
発見日:2014年3月30日(日)
発見場所:京都府 チーム「黒騎士中隊」チームフィールド
この日開催されたWWIIイベント「独ソ戦!演習」でPPS-43の無可動実銃を装備しているソ連兵を見つけましたので早速取材しました。
ちなみに写真で悠々と持っている知人、H氏の所有品ではありません。

それでは改めて右側面です。
全体的に細長いデザインで、スマートに見えます。

左側面です。
ソ連製とポーランド製を見分ける点のひとつとして、グリップの刻印の有無があります。
ソ連製にはグリップに「C」の刻印がありますが、ポーランド製には何もありません。

ボルトは後退位置で溶接されていますので、排莢口からマガジンに装填したダミーカートを眺められます。
排莢口の下にある「丸の中に53」という刻印はポーランド製を示しています。
ソ連ではWWII終戦でPPS-43の生産を終了しており、以降はポーランドなど東側諸国がライセンス生産しています。
「53」という数字はおそらくメーカーの番号と思いますが詳細はわかりません。
「1954」の刻印は1954年製の意味で、その下の刻印はシリアルナンバーです。
持ち主様と「これの電動ガンは作れるかな」と話していましたが、レシーバーの細さを考えますと、フルサイズではなかなか難しいかもしれませんね。
フルサイズのメカボを入れるとすれば、東京マルイ製電動ガン、UZIで使われているver.5が有望でしょうか。
バッテリーはどこに入れましょうかね…(汗)
なお、持ち主様はコレを持って元気よく突撃していきました。
2014年04月06日
無可動実銃 G43 & ZF4スコープ【突撃!隣の無可動実銃】
【注意】
本ページはウムラウトを含むドイツ語アルファベットを掲載していますので、お使いの環境によっては正しく表示されません。

名称:Gewehr 43 / Gew43 / G43 / Karabiner 43 / Kar43 / K43(Wikipedia)
タイプ:半自動小銃
メーカー:ベルリナー・リューベッカー・マシンファブリック(Berliner Lübecker Maschinenfabrik)
全長:1,117mm
重量:4.4kg(ZF4スコープは除く)
発見日:2014年3月21日(金・祝)
発見場所:和歌山県 バトルランド-1(ウェブサイト)
WWIIイベント「ざ・ウエストフロント」の1日目の夜にMP38の無可動実銃を見つけましたが、その後さらに実物ZF4スコープのついたG43の無可動実銃も姿を見せました。
MP38同様、持ち主様のご厚意で撮影したり触ったり構えたりと、色々堪能しました。
改めまして、ありがとうございます。

右側面です。
G43を嬉しそうに構えるL氏の脇で、ZF4スコープの照準を捉えるべくK氏がカメラを構えています。

右斜め後ろ側です。
ZF4スコープのレンズカバーもついていますね

ZF4スコープが載るレシーバーの拡大です。
「Fest」と書かれたレバーを反対側に動かすとスコープが外れます。

右側面のレシーバー周辺です。

リアサイト側にある刻印です。
G43は1944年4月25日に名称をKarabiner 43(Kar43、K43)に変更し、「G 43」の刻印も順次「K 43」に変更されました。
「duv 44」の意味は、「duv」がメーカーを表し、このG43はベルリナー・リューベッカー・マシンファブリック社(Berliner Lübecker Maschinenfabrik)で生産されています。
「44」は1944年製を表し、ヴァッフェンアムト、シリアルナンバーと刻印が続きます。

ZF4スコープの刻印です。
上がモデル名(「Gewehr Zielfernrohr 4-fach」の略称)、下がシリアルナンバーです。

さて、ZF4スコープの照準ですが、夜の野外ということもあって、私のデジカメで捉えることはできませんでした(爆)
ということでZF4スコープの背面です。
スコープを覗かせて頂いた際は、曇りも何もなく非常に明瞭だったことに驚きました。
一番新しい製造品でも2014年時点で戦後69年が経過していますが、とてもそうとは思えない、極めて良好な状態でした。
改めまして、貴重なコレクションを触れさせて頂きありがとうございます。
本ページはウムラウトを含むドイツ語アルファベットを掲載していますので、お使いの環境によっては正しく表示されません。

名称:Gewehr 43 / Gew43 / G43 / Karabiner 43 / Kar43 / K43(Wikipedia)
タイプ:半自動小銃
メーカー:ベルリナー・リューベッカー・マシンファブリック(Berliner Lübecker Maschinenfabrik)
全長:1,117mm
重量:4.4kg(ZF4スコープは除く)
発見日:2014年3月21日(金・祝)
発見場所:和歌山県 バトルランド-1(ウェブサイト)
WWIIイベント「ざ・ウエストフロント」の1日目の夜にMP38の無可動実銃を見つけましたが、その後さらに実物ZF4スコープのついたG43の無可動実銃も姿を見せました。
MP38同様、持ち主様のご厚意で撮影したり触ったり構えたりと、色々堪能しました。
改めまして、ありがとうございます。

右側面です。
G43を嬉しそうに構えるL氏の脇で、ZF4スコープの照準を捉えるべくK氏がカメラを構えています。

右斜め後ろ側です。
ZF4スコープのレンズカバーもついていますね

ZF4スコープが載るレシーバーの拡大です。
「Fest」と書かれたレバーを反対側に動かすとスコープが外れます。

右側面のレシーバー周辺です。

リアサイト側にある刻印です。
G43は1944年4月25日に名称をKarabiner 43(Kar43、K43)に変更し、「G 43」の刻印も順次「K 43」に変更されました。
「duv 44」の意味は、「duv」がメーカーを表し、このG43はベルリナー・リューベッカー・マシンファブリック社(Berliner Lübecker Maschinenfabrik)で生産されています。
「44」は1944年製を表し、ヴァッフェンアムト、シリアルナンバーと刻印が続きます。

ZF4スコープの刻印です。
上がモデル名(「Gewehr Zielfernrohr 4-fach」の略称)、下がシリアルナンバーです。

さて、ZF4スコープの照準ですが、夜の野外ということもあって、私のデジカメで捉えることはできませんでした(爆)
ということでZF4スコープの背面です。
スコープを覗かせて頂いた際は、曇りも何もなく非常に明瞭だったことに驚きました。
一番新しい製造品でも2014年時点で戦後69年が経過していますが、とてもそうとは思えない、極めて良好な状態でした。
改めまして、貴重なコレクションを触れさせて頂きありがとうございます。
2014年04月05日
個人ガンスミスM様製 フルスクラッチ PTRD-41 エアコッキングガン【突撃!隣のトイガン】
名称:PTRD-41 / PTRD-1941(Wikipedia)
タイプ:エアコッキングガン(ボルトアクション式)
メーカー:個人ガンスミスM様
全長:約2,020mm
重量:不明(Ares製 PPSh-41 電動ガンより軽い)
発見日:2014年3月30日(日)
発見場所:京都府 チーム「黒騎士中隊」チームフィールド
この日開催されたWWIIイベント「独ソ戦!演習」でソ連軍に参戦した知人L氏がPTRD-41 対戦車ライフルを持ってきていました。
このPTRD-41は(旧)和室工房様製ではなく、私の一〇〇式機関短銃 前期型の電動ガンの製造元、個人ガンスミスM様製です。
(旧)和室工房様のPTRD-41は2012年頃に少数が生産・発売されましたが、それ以降は生産コストの関係で再生産・再販ができず、2014年4月現在も仮に行う場合はある程度の確実な受注数が取れることが絶対条件となっています。
L氏がPTRD-41に興味を持ったのは完売後のことで、「どうしても欲しい」というL氏の夢を叶えるべく個人ガンスミスM様が今回ご紹介するPTRD-41のエアガンを開発しました。
右側面です。
物干し竿のごとく非常に長いです。
左側面です。
この長さを写真に収めるのはなかなか大変です。
(

ピンと来ない方もいるかもしれませんので、長さの参考写真です。
M4カービンやAK-47で例えると約2.3丁分、M92Fで例えると約9.3丁分、元横綱・曙太郎氏の現役時代の身長で例えるとPTRD-41は約1cm低いです。
銃口から二脚までの銃身です。
マズルブレーキはシンプルですね。
右前斜めから。
フロントサイトとリアサイトは左側にオフセットされています
キャリングハンドル周辺です。
キャリングハンドルの実用は一応可能ですが、強度の関係で過度な負荷は掛けられないとのことです。
バイポットはネジを緩めることで格納、取り外しができます。
レシーバー下部のでっぱりはマガジンを差し込む部分です。
トリガー周辺です。
前述のマガジン周辺同様、VSR-10をベースにしてPTRD-41を開発する際に大きな問題となった部分ですが、外観を大きく崩すことなく最小限のデフォルメで見事に造形されています。
肩当てのクッション部分は使わなくなった鞄を改造して作ったそうです。
左後ろ斜めから。
頬当てのクッション部分も使わなくなった鞄が素材です。
ライブカート式ではないので、装填口はダミーです。
実銃では一発撃つごとにボルトが自動で後退(正常に後退する個体は少なかったそうです)しますが、こちらの機関部はVSR-10なので普通のボルトアクションライフルと同じ仕様です(つまり連射できます)。
ちなみに(旧)和室工房様のPTRD-41はライブカート式で、装填アクションと自動排莢システムを見事に再現しています。
ここまで長いものになりますと持ち運びが大変ですが、二脚から先の銃身はワンタッチで外すことができ(インナーバレルは分割部より前までです)、写真のように二分割できます。
これでさらに二脚を外せば、少し大きめのガンケースに収まるサイズになります。
(
最後に性能ですが、中身はVSR-10なので、VSR-10譲りの高い性能を発揮します。
史実におけるPTRD-41は他の対戦車ライフル同様、対人狙撃(主に戦車から身を出している戦車長)にも使用されていますので、フィールドで見かけた際は狙撃にご注意ください(笑)
実弾(14.5 x 114mm)をまともに食らった人の運命は…想像したくないですね(汗)