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2023年01月01日

【2023】新年明けましておめでとうございます【2683】





新年です。


ということで令和5年、皇紀2683年、西暦2023年がやってきました。
ミリブロも本日で10年目となり、第10章へ突入します。

サボり散らかした末に10周年を迎えてしまいました。

もう何も言えないレベルですけど、今年も皆様よろしくお願いいたします。  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2022年01月01日

【2022】新年明けましておめでとうございます【2682】





新年です。


ということで令和4年、皇紀2682年、西暦2022年がやってきました。
ミリブロも本日で9年目となり、第9章へ突入します。

ここ2年は新型コロナウイルスの影響でほとんど活動できませんでした。結局去年も1年間まったく更新していませんね。

もはやブログの存在意義も問われるレベルですけど、今年も皆様よろしくお願いいたします。  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2021年01月01日

【2021】新年明けましておめでとうございます【2681】




新年明けましておめでとうございます。


ということで令和3年、皇紀2681年、西暦2021年がやってきました。
ミリブロも本日で8年目となり、第8章へ突入します。

さて、前置きはこれぐらいにしまして、今年の抱負を述べましょう。





今度こそブログを更新しましょう、私(繰り返し)





去年は新型コロナウイルスの影響でほとんど活動できなかった訳ですが、また新年の挨拶以外1回しか更新しませんでしたね……。

有言不実行に定評がある管理人ですけど、今年も皆様よろしくお願いいたします。





しかし、毎年毎年内容が薄いですね(反省)  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2020年01月01日

【2020】新年明けましておめでとうございます【2680】



新年明けましておめでとうございます。


ということで令和2年、皇紀2680年、西暦2020年がやってきました。
ミリブロも本日で7年目となり、第7章へ突入します。
2019年5月1日に元号が「平成」から「令和」となり、今年で令和最初のお正月を迎えました。

さて、前置きはこれぐらいにしまして、今年の抱負を述べましょう。





いい加減ちゃんとブログを更新しましょう、私(繰り返し)。





サバゲに参加したり、イベントに参加したり、買い物をしたり色々していますが、結局去年は新年の挨拶以外1回しか更新しませんでしたね……。

ダメダメな管理人ですが、今年もサバゲやイベントなどにできる限り参加していきますので、皆様お会いした際はよろしくお願いいたします。





書いてる内容がほぼ去年の使い回しじゃないですか!(戒め)  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2019年01月01日

【2019】新年明けましておめでとうございます【2679】



新年明けましておめでとうございます。


ということで平成31年、皇紀2679年、西暦2019年がやってきました。
ミリブロも本日で6年目となり、第6章へ突入します。
4月30日に平成が終わり、新元号へ移ることになりますが、果たして新元号は何になるのでしょうか。

さて、前置きはこれぐらいにしまして、今年の抱負を述べましょう。





いい加減ちゃんとブログを更新しましょう、私。





サバゲに参加したり、イベントに参加したり、買い物をしたり色々していますが、結局去年は新年の挨拶以外1回しか更新しませんでしたね……。

ダメダメな管理人ですが、今年もサバゲやイベントなどにできる限り参加していきますので、皆様お会いした際はよろしくお願いいたします。  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2018年01月01日

【2018】新年明けましておめでとうございます【2678】


新年明けましておめでとうございます。
I wish you a Happy New Year.
Glückliches Neues Jahr.
Onnellista uutta vuotta.
Я Поздравляю вас с Новым годом.






ということで平成30年、皇紀2678年、西暦2018年がやってきました。
ミリブロも本日で5年目となり、第5章へ突入します。
えー、去年は4月を最後に更新が8ヵ月も止まるという大問題が発生してしまいましたが、今年は張り切って更新を再開しようと思います(多分)。
とりあえず、まずは溜まりに溜まった8ヶ月分の記事を公開するところから始めます。

今年もサバゲやWWIIイベントも行ける限り参加していこうと思いますので、お会いした際はよろしくお願いいたします。
  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2017年01月01日

【2017】新年明けましておめでとうございます【2677】


新年明けましておめでとうございます。
I wish you a Happy New Year.
Glückliches Neues Jahr.
Onnellista uutta vuotta.
Я Поздравляю вас с Новым годом.






ということで平成29年、皇紀2677年、西暦2017年がやってきました。
ミリブロも本日で3年目となり、第4章へ突入します。
今年は失速する一方の更新ペースを上げようと計画中ですが、果たしてどうなることやら……。

サバゲやWWIIイベントも行ける限り参加していこうと思いますので、お会いした際はよろしくお願いいたします。  
Posted by Y.A.S. at 00:00Comments(0)雑記

2016年02月29日

【続続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その3(無線交信編)


サバゲでとっさに叫ぶと高確率で周りから「おまえは何を言っているんだ」と思われる簡単なドイツ語集の第3弾です。

今回は無線交信に焦点を当てています。

カタカナ発音は「それっぽい感じでカタカナにしたもの」ですので、そのまま言うと通じない場合があります
詳しくは専門書か専門サイトをご覧ください(丸投げ)。

【関連記事】
・サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 & 年末のご挨拶(http://uag.militaryblog.jp/e595986.html
・【続】サバゲでも使用できる簡易ドイツ語集 その2(http://uag.militaryblog.jp/e642205.html)※アルファベット・数字・国防軍式フォネティックコード編

【参考資料】
・Panzeraufklärungs-Abteilung 11(http://www.11thpanzer.com/indexbottom.html) / "German for Reenactors" pdf
・International Axis Re-enactment community and forum(http://www.panzergrenadier.net/) / Forum / ”German Callsigns / Brevity Codes question"(http://www.panzergrenadier.net/forum/viewtopic.php?f=13&t=5814
・ドイツのサバゲチーム「Red Dragon」(http://www.team-reddragon.de/) / Druckschrift Einsatz Nr. 13 - Fernmeldedienst aller Truppen - Durchführen des Sprechfunkbetriebes im Heer
・TM 30-506 German Military Dictionary: German-English, English-German (May 20, 1944) / TM30-506 ドイツ軍事辞書:独英、英独(1944年5月20日版)






【目次】
無線用語集
それっぽい雰囲気が出るかもしれない無線交信例文





< 無線用語集 >

軍事系の無線会話でもお馴染みの「オーバー(送れ)」や「アウト(終わり)」のWWIIドイツ軍バージョンです。
現在のドイツ連邦軍と共通する用語と、異なる用語があります。
全部掲載しようとすると凄まじい量になると思いますので、サバゲやWWIIイベントなどですぐ活用できる基本的(?)なものに焦点を当てます。



【Von】
発音例:フォン
意味:こちら
英語無線用語:This is
補足:ドイツ連邦軍では「Hier(ヒア)」を使用しています。

【Warten】
発音例:ヴァーテン
意味:待て
英語無線用語:Wait

【Irrung】
発音例:イアルング
意味:訂正
英語無線用語:Correction

【Trennung】
発音例:トレヌンク
ニュアンス:内容の区切り
英語無線用語:Break

【Keine quittung】
発音例:カイネ・クヴィットゥンク
意味:応答不要

【Bitte quittung】
発音例:ビッテ・クヴィットゥンク
意味:応答せよ
英語無線用語:Acknowledge

【Bitte Prüfen】
発音例:ビッテ・プリューフェン
意味:確認せよ
英語無線用語:Verify

【Bitte Wiederholen】
発音例:ビッテ・ヴィダーホーレン
意味:再送せよ
英語無線用語:Say again
補足:「復唱せよ(Read back)」にする場合は「Wiederholen Sie(ヴィダーホーレン・ズィー)」になります。

【Kommen】
発音例:コメン
意味:送れ
英語無線用語:Over

【Ende】
発音例:エンデ
意味:終わり、以上
英語無線用語:Out

【K. R.】
発音例:ケー・アー(コンラード・リヒャルド?)
意味:緊急
英語無線用語:Urgent
補足:アルファベットの発音そのままで言うのか、コードで言うのかが掴めていません…。仮にドイツ連邦軍のコードで言うと「カウフマン・リヒャルド」になります。

【Empfäng】
発音例:エンプフェンク
意味:受信準備中

【Lautstärke】
発音例:ラウトシュテルケ
意味:受信感度
補足:「Lautstärke」の後に数字を1~5の間で述べ、感度の状態を相手に知らせます(低1~5高)



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< それっぽい雰囲気が出るかもしれない無線交信例文 >

A「B、こちらA。今どこにいる? 送れ」
B「A、こちらB。お前の家の前だ。早く玄関を開けてくれ。送れ」
A「B、こちらA。了解、すぐに開ける。終わり」

早い話、コレのドイツ軍版をやってみた、というコトです。
例文は独断と偏見で作っていますので、文法的にちゃんとした内容になっているのかはわかりません。
あくまで「雰囲気が出るかもしれない程度」です。



【例文1】
Panter「Tiger, von Panter. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Kommen.」
  (こちらTiger。送れ)

無線交信で特定の人物を呼び出して話したい時は、最初にその人物のコールサイン(呼出符丁)を言います。
例えば湾岸戦争のイギリスSASを描いた「ブラヴォー・ツー・ゼロ」という本や映画がありますが、このタイトルの元ネタは部隊のコールサインです。
仮にその「ブラヴォー・ツー・ゼロ」を無線で呼びたいときは、そのコールサインを最初に言うワケです。
例文ではコールサインを「Panter(パンター)」と「Tiger(ティーガー)」にしています。
そして、相手に返事を求める際は最後に「Kommen」を入れます。

【例文2】
Panter「Tiger, Löwe, von Panter. Bitte Quittung. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。応答せよ。送れ)
Tiger「Von Tiger. Kommen.」
  (こちらTiger。送れ)
Löwe「Von Löwe. Kommen.」
  (こちらLöwe。送れ)

Tiger以外にLöwe(レーヴェ)も呼びたい時は、2人のコールサインを続けて言います。
返事した二人は相手のコールサインを省略していますが、「Panter, von Tiger (Löwe). Kommen.」でも大丈夫です(ケース・バイ・ケースだと思います)。

【例文3】
Panter「Tiger, von Panter. 感度はどうか? Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。感度はどうか。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Lautstärke 4. Alles klar? Kommen.」
  (Panter、こちらTiger。感度4。問題ないか? 送れ)
Panter「Von Panter. Lautstärke 5. Alles klar. Ende.」
  (こちらPanter。感度5。問題ない。終わり)

ドイツ語と日本語が混じった例文になっていますが、そこは脳内変換してください(爆)
無線通信がしっかり聞こえているかの確認です。
感度は1~5の5段階で示し、「Lautstärke 5」が最も良好という意味です。

Lautstärke 1(低)
Lautstärke 2
Lautstärke 3(中)
Lautstärke 4
Lautstärke 5(高)

また、交信を終了する際は文末で「Ende」と言います(「Ende」で切った内容に対する応答は不要です)。
サバゲで無線交信をする際、Over(送れ)を「Kommen」、Out(終わり)を「Ende」に変えるだけでも気分はドイツ軍になると思います。

【例文4】
Panter「Tiger, von Panter. 今から敵の状況を知らせる. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。今から敵の状況を知らせる。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Empfäng. Warten.」
  (Panter、こちらTiger。受信準備ができていない。待ってくれ)
Tiger「Von Tiger. 準備完了. Bitte Wiederholen. Kommen」
  (こちらTiger。準備完了。再送せよ。送れ)

何らかの理由で無線を聞く準備ができていない時は「Empfäng」と伝えます。
待って欲しい時は「Warten」を加えるのもいいでしょう。
聞き取る準備ができたら「Bitte Wiederholen」と伝えてもう一回言ってもらいましょう。

【例文5】
Panter「Tiger, von Panter. Fordern Artillerieunterstützung. Koordinate J-5. Drei Schüsse. Wiederholen Sie. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。砲撃要請。座標J-5。3発射撃。復唱せよ。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Jawohl. 復唱する。Fordern Artillerieunterstützung. Koordinate J-5. Drei Schüsse. Kommen.」
  (Panter、こちらTiger。了解。復唱する。砲撃要請。座標ユリウス5。3発射撃。送れ)
Panter「Von Panter. 問題ない. 準備完了次第速やかに射撃せよ. Ende.」
  (こちらPanter。問題ない。準備完了次第速やかに射撃せよ。終わり)

復唱を求める際は「Kommen」の前に「Wiederholen Sie」と伝えます。

【例文6】
Panter「Tiger, von Panter. K. R. Irrung. Koordinate G-3. Fünf Schüsse. Wiederholen Sie. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。緊急。訂正。座標グスタフ3。5発射撃。復唱せよ。送れ)

先に伝えた内容の訂正がある場合は本文の前に「Irrung」を加えます。
急ぎの訂正という会話にしたので、「Irrung」の前にさらに「K. R.」を加えています。

【例文7】
Panter「Tiger, von Panter. 言っていた援軍が来ていないが一体どうなっている? Bitte Prüfen. Kommen.」
  (Tiger、こちらPanter。援軍が来ていないが一体どうなっている? 確認せよ。送れ)
Tiger「Panter, von Tiger. Jawohl. 確認する. Warten. Ende.」
  (Panter、こちらTiger。了解。確認する。待て。終わり)

相手に内容の確認を要求する際は応答を求める前に「Bitte Prüfen」と言います。

【例文8】
Panter「Tiger, von Panter. Keine quittung. これより前進を開始, 作戦は予定通り行う. 繰り返す. これより前進を開始, 作戦は予定通り行う. Ende.」
  (Tiger、こちらPanter。応答不要。これより前進を開始、作戦は予定通り行う。繰り返す。これより前進を開始、作戦は予定通り行う。以上)

返事を求めない内容(報告関連?)を伝える際は本文の前に「Keine quittung」を加えます。
確実に伝えるため、内容は繰り返し言う方がいいでしょう。



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2015年04月10日

記録映像で見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察


以前に第二次世界大戦の小銃の持ち方についての考察記事を掲載しましたが、改めてYouTubeでアメリカ・イギリス・ソ連・ドイツ・イタリア・日本の各国軍における例を確認できる映像を別々で見つけることができましたのでご紹介します。



【関連記事】
1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察





< アメリカ軍 >

【American Armed Forces - Hell March - World War 2】YouTube

< イギリス軍 >

【British Hardcore Hell March WW2】YouTube

< ソ連軍 >

【Red Army WWII - Armed Forces of the Soviet Union in Color】YouTube

< ドイツ軍 >

【German Army Hell March 】YouTube

< イタリア軍 >

【Italian Hell March】YouTube

< 日本軍 >

【Japanese Imperial Army Hell March WW2】YouTube

< 番外編1:戦国時代 鉄砲隊 再現 >

【2015年 名古屋城春の陣はじまる 火縄銃実演愛知県古銃研究会Network2010】YouTube

< 番外編2:戊辰戦争 官軍鉄砲隊 再現 >

【官軍の行進】YouTube

< 番外編3:イギリス陸軍 コールドストリームガーズ連隊戦列歩兵 1815年 再現 >

【Coldstream Guards 1815 bayonet charge 】YouTube





戦闘中の記録映像を色々見ていくと、発砲より移動を優先にしていると思われる映像ではトレイル・キャリー率が上記各国共通で非常に高いと見受けられます(他の国軍でもおそらく共通することでしょう)。
また、着剣状態の小銃についても、敵との(不意な)遭遇による刺突攻撃の現実味が湧く距離になるまではトレイル・キャリーで移動する(=接近する)方が都合がいいように推察されます。
これらが教育上どうなっていたのかが気になりますね。

記録映像で見る第二次世界大戦における小銃(ライフル)の持ち方考察」はこれで以上です。  

2015年03月19日

1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察


今回のお題は、小銃の持ち方についてです。
ここ数年でサバゲにおいてもCQB(Close Quarters Battle、近接戦闘)というのが流行り、CQB的な銃の構え方や動きなどを解説する書籍やサイトも数多くありますが、私は無関心とまでは行きませんが、日頃のサバゲやイベントではあまり重要視していません。


日本兵装備やドイツ兵装備でそのような持ち方や動きをすると「これじゃない感」が物凄いことになります
ですが、「閉所フィールドで三八式歩兵銃を持ってCQBをキビキビ行い相手を倒す日本兵」というのもサバゲ的にはある意味カッコイイと思っていますので、CQBについて学ぶ研修会には時折顔を出しています。
撃つより銃剣で刺した方が早いのでは?」と冗談で突っ込まれたこともありますね(笑)
私のサバゲ経歴をご存知の方なら、某フィールドの伝説(?)を思い起こされる方もいらっしゃることでしょう。

【参考資料】
・Wikipedia記事:CQB(http://ja.wikipedia.org/wiki/CQB
・CQB近接戦闘マニュアル(http://www.cqb.jp/manual/



この記事のタイトルは「1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察」という大層なものになっていますが、実際の記事内容は非常に限定的かつ独自解釈です
極端に言うと「ドコ軍に関係なく、WWIIイベントでこの持ち方を何気なく行うと一層見栄えがアップすると思います!」という内容でして、これは2014年12月に行われた独ソ戦イベント「ざ・オストフロント」の状況開始前に参加者の共通認識として教えて貰ったコトが基です。


【YouTube動画:The Ost Front(ww2event) Trailer】YouTube

そんでもって、「1/6 フィギュア」とある通り、ソレで再現した持ち方を再現写真として使用します。
元々自分撮りで計画していましたが、セッティングがメンドクサクなったので変更しました(爆)


こちらが使用する1/6 フィギュア、ドイツ陸軍歩兵上等兵(ドラゴン製カスタム)です。
それでは、例によって例のごとく前置きが長くなりましたので、本題に入りましょう。










【以下、管理人の独自解釈がガンガン投入されます】











まずは、サバゲにおいても全員この持ち方で写っている集合写真が大量にあるほど浸透している「ツー・ハンド・キャリー(Two Hand Carry)」と呼ばれる持ち方の、銃口を下に向けるバージョンです。
現在の軍隊の写真や映像、映画やゲームでも非常によく見るこの「水平より下に向ける」持ち方ですが、軍隊における小銃の構え方の歴史を見ると、この持ち方が普及し始めたのは2015年から数えてもそう古くないものであり、再現装備をしている場合、その時代によっては「不自然な持ち方」になってしまい、「この持ち方が原因で再現の質が落ちる」ということもあります。
具体的にどの時代からなのかは統計が取れていないので何とも言えませんが、アメリカ軍においては少なくともベトナム戦争(1960年~1975年)辺りから徐々に見られるようになっていると思います。
そして、第二次世界大戦においては訓練された兵なら通常「不自然」に該当する持ち方となります。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1944年 マーケット・ガーデン作戦中におけるドイツ兵】

ですが、当時の写真や映像を見るとこの持ち方が確認できるものもあり、この写真では左端で伏せている兵の右隣にいる兵が銃口を下にして持っています。
ただ、これらを根拠に「全体的にも自然な持ち方」とは言い切れません
この兵士の場合は、木を寄りかかって盾にしながら右側より前方を覗いており、同じ体勢を再現してみるとこちらの方が素早く構えやすいことから自然とそうなったものと思われます。
このように、状況をイメージするとそちらの方が合理的(かもしれない)というのも出てきますので、何でもかんでも決めつけるのは実際のトコロ難しいです。


不自然じゃない持ち方は何なのか」という答えの一つが「銃口を上にするツー・ハンド・キャリー」です。
本来ツー・ハンド・キャリーは銃口を上にして持つものでしたが、時代の移り変わりと共に現れた前述の「銃口を下に向ける」バージョンもツー・ハンド・キャリーに加えられるようになりました。
「銃口を水平より上に向けて小銃を持つ」というのは、「小銃」というジャンルが生まれて各国軍が採用した頃からある伝統的な持ち方です
これは個人的なイメージですが、



・銃が長いので下に向けると地面にぶつけ、銃口に土が詰まったり変形したりする恐れがある
・そのため、斜め下で持つのにも限度があり、また主流であった密集戦術では周りの邪魔になる
・加えて、着剣すると全長がさらに長くなり、危険もある(斜め上に持つ場合は相手にぶつからない高さに上げれた安全)
・担え銃をする際、斜め下に持っていると動作が遅くなる
・刺突体勢で銃剣突撃する際、銃口を斜め上に向けていれば味方が目の前に現れてもさらに上に向ければ危険を回避でき、敵の場合は下げればすぐ刺突できる
・銃剣をとっさに振りかぶる際、下から上に振り上げる(加えて振り上げた銃剣を振り下げる)より上から下に振り下げる方が素早い(首など急所を狙いやすい)
・ストック(銃床)で相手を殴る際、素早く振りかぶりやすい



などといった運用面から来ているのでは、と思っています。


【YouTube動画:Coldstream Guards 1815 bayonet charge】YouTube

この動画は1815年のイギリス陸軍コールドストリームガーズ連隊戦列歩兵を再現したものですが、何故ロー・レディが不便なのかは大体わかると思います。
当時の兵士や戦闘を描いた古い絵画でも、銃口を下にして持つ姿は、あったとしても極めて少ないでしょう。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1916年 ソンムの戦いにおいて着剣状態で前進するイギリス兵】


【YouTube動画:Lost Battalion WWI movie DVD extended trailer】YouTube

約100年経過し、歩兵運用が密集戦術から散開戦術に移り変わり、また小銃もボルトアクションライフルが主流となった第一次世界大戦でも銃口を上にして持つ伝統は続いています。
戦時中の話でお世話になった元日本陸軍歩兵上等兵のベテランに三八式歩兵銃のトイガンを渡して扱い方の実演をお願いした際も、銃口を下にして持つことは一度もありませんでした。
ただ、歴史的にはそうだとしてもサバゲなどでは安全管理上銃口を上にして持つのは危ないという場面もあるため(実銃でもそうでしょうけども)、使う使わないはケースバイケースとなるでしょうけども、記事冒頭で述べたように再現性も重視するイベントなどでは意識しておくとポイントが高くなります。


次は片手で持つ際の持ち方の一つです。
これは「トレイル・キャリー(Trail Carry)」と呼ばれる持ち方で、銃を持つ側の腕は伸ばした状態にします。
この持ち方がいつ頃軍に現れたのかはわかりませんが、正しいフォームでしっかり腕を振ると早く走れるという話がありますので、平たく言うと小銃を持った状態でそれを実現する持ち方です。
また、小銃をバランスよく持つと負担が軽減するという効果もあります(画像の傾きを実際に再現するとバランスが悪いです。フィギュアの手の形状の関係でああなっています・・・)。
現在においても、そのためのキャリングハンドルがついた銃もありますね。


【YouTube動画:Recently Discovered Color WW2 Combat Footage[HD]】YouTube

アメリカ兵、イギリス兵、ソ連兵、ドイツ兵、日本兵の戦闘シーンが映っていますが、概ね共通した持ち方をしています。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1941年 南方戦線で前進する日本兵】


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1943年 タラワ島で戦うアメリカ兵】


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 第二次世界大戦において突撃するソ連兵】


【YouTube動画:Recently Discovered Color WW2 Combat Footage[HD]】YouTube

M16を使用している兵士はキャリングハンドルを持っている場面が多いですね。
完全に引き金から手が離れているため射撃体勢への即応性は落ちますが、サバゲでも有効な持ち方です(強度が低いものでやると壊れる可能性がありますので自己責任でお願いします)。


最後にご紹介するのは、別の片手持ち、エルボー・キャリー(Elbow Carry)です。
ストックを脇に挟みながら片手で銃を支えてるというものです。
この持ち方は、どちらかと言うと、非戦闘時や記念写真などで見かける方が多いです。


【元写真:海外フォーラムから拝借した写真 - 1944年、投降したドイツ兵を監視するアメリカ兵】


【英語版Wikipedia:Vietnam War - ベトナム戦争に従軍するオーストラリア兵】




という感じでまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
トレイル・キャリーは前々から知っていましたが、ロー・レディ云々についてはほとんど気に掛けていませんでした。
そして見慣れた当時の映像や写真を片っ端から見直し、改めて納得しました。
些細なことと思われる方もいらっしゃるでしょうけども、その些細なことにも気を掛けるのも、再現というジャンルでは重要なものだと私は思っています。
それを積極的に実施できているのか、と言われると返答に困りますが・・・

1/6 フィギュアで見る第二次世界大戦における小銃の持ち方考察」についてはこれで以上です。