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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月27日

【様式美】サバゲレポート in キャンプ大原(京都府)


2017年3月25日(土)
〒601-1243
京都府京都市左京区大原大長瀬町293
キャンプ大原(ウェブサイト
アウトドアフィールド
参加人数:約40人





今回は京都のサバゲフィールド「キャンプ大原」へ行ってきました。
実は通常定例会へ参加するのはこれが初めてで、今まで参加したゲームは全て何らかのイベント戦でした。
何だかんだで付き合いの長いフィールドマスターにもそれについてツッコまれました。


この日は日本兵仲間のサタケ氏と共に参戦です。
軍服は昭五式軍衣袴(広島歩兵第11連隊仕様)でキメています。
武器はArrow Dynamic他多数のメーカーが出しているZB26 電動ガン、通称「新型チェッコ機銃」です。
背景の梅の花がイイ味を出しています。

私の装備は以下の通りです。



【頭】
・古鷹屋製:昭和十三年制定 略帽
・実物:九〇式鉄帽 中田商店レストア
・中田商店製:鉄帽覆後期型 安価版
・中田商店製:鉄帽用偽装網

【上】
・オニヅカ堂製:昭和十三年制定 夏襦袢(白色)
・中田商店製:九八式夏衣
・残部隊製:九八式一等兵襟章 座布団型
・古鷹屋製:大正十年改正 襟布
・中田商店製:帯革
・海外製複製:拳銃帯革
・海外製複製:拳銃弾薬盒
・中田商店製:属品嚢(らしきもの)
・海外製複製:剣差し
・実物:三十年式銃剣(末期型、刀身切断合法品)
・メーカー不明複製:三十年式銃剣用鞘
・中田商店製:十四年式拳銃用拳銃嚢
・実物:昭和十五年制定 雑嚢(昭和17年以降生産型)
・実物:昭五式水筒(昭和17年製)
・実物:ロ号口栓
・実物:昭五式水筒紐呂号
・海外製複製:九五式被甲嚢(防毒面嚢)
・実物:防空用防毒面 団用一号甲型(昭和16年製)
・市販の白色軍手

【下】
・メーカー不明:防暑袴下
・中田商店製:九八式夏袴
・実物:濃緑色巻脚絆
・ミドリ安全(株)製:安全靴 V362 ブラウン(改造代用編上靴)
・メーカー不明複製:靴紐

【武器】
・Viva Arms / Rock:ZB vz.26 電動ガン
・マルシン:十四年式拳銃 後期型 ガスブロ―バックガン




前回のサバゲで完全に壊れた三八式歩兵銃に代わり主力を担うことになったZB26ですが、バッテリー収納部にバーストコントロールユニットを入れるスペースがないためセミオートが撃てません
そして十四年式拳銃はファーストロットの欠陥品のため弾が銃口から出ません
なのでフルオート戦以外はセーフティでノンビリしていました。
写真は見学席から撮影したゲーム風景です。
これは所属する赤チームのスタート地点です。


こちらは黄チームのスタート地点です。


ゲーム開始です。
開始と当時に黄チームは続々と前進していきます。


赤チームも続々前進していきます。


赤チームがフィールド中央付近まで来ました。


黄チームも間合いを詰めていきます。


黄チームが中央にある2つの建物の内の1つを確保しました。


もう1つの建物は赤チームが確保しました。
ここで前線は一旦膠着します。


KTWの三八式歩兵銃に持ち替えたサタケ氏は後方で様子見です。


にらめっこが続きます。


その最中、一緒に参戦したルル氏が行動を起こします。


間合いを詰めるべく弾が飛び交う中を掻い潜って前進していきます。


時を同じくして黄チームも前進を開始、残り時間も僅かになったことから乱戦となります。


サタケ氏は射程に入った黄チームへの狙撃を開始します。


黄チームの一人を仕留める寸前のサタケ氏です。
その後黄チームは総攻勢に入りますが、サタケ氏はそれを片っ端から仕留めて食い止めました
結果は黄チームの勝利となりましたが、見学席で最後の戦局を見守るヒット組の人達はサタケ氏の奮闘を見て大いに盛り上がっていました


昼食は白米と適当な副菜を組み合わせて作りました。
味噌汁を持ってくるのを忘れたのは痛恨のミスです……。


帰る片付け中でのヒトコマです。
「初めて見る形状だな……中国軍の新武器か?」


「ほう、照準眼鏡もしっかりしている」


「チェッコ機銃より軽いし、全自動で撃てるし、よく飛ぶし、これ最強じゃないか!


「でも、やっぱりチェッコ機銃の方がいいなあ」





久しぶりに振り回したチェッコ機銃でしたが、制圧射撃でガンガン撃ち込んだので持ち込んだ弾を一気に消費してしまいました。
ここまで撃つのも久しぶりでしたので爽快でしたね。
しかし、最適な射撃位置の確保に苦労したので、あまり効率的な運用ができなかったのが課題です。
ちなみに、最終ゲームの無限復活フルオート戦ではサタケ氏のチェッコ機銃の二脚を持って突撃シャトルランをしていました。
今日はおとなしく遊ぼうと思っていたのですが、同じ赤チームの人から「フリ」がありましたので……皆さんわかってらっしゃいます
こーいうのはキャンプ大原における様式美です。

【様式美】サバゲレポート in キャンプ大原(京都府)」はこれで以上です。  

2017年03月20日

祖父が使用した陸軍官給長靴を修復Part1:洗浄編【祖父が遺したもの】


【これまでのお話】
実物:日本陸軍 官給 長靴 茶革【祖父が遺したもの】(2017年3月12日)

原型は維持しているものの、父曰く少なくとも30年以上は発見場所の倉庫の片隅で眠り続けていた祖父の官給長靴は汚れ以外にも革の硬化やひび割れ、靴鋲の錆、縫い糸の切れなど様々な問題を抱えています


特に右足用の足首周りは深刻で、変形した状態で完全に硬化しています
さらに縫い糸の劣化も激しく、少し動かしただけでもすぐ切れてしまいます
縫い糸は切れても縫い直せば何とかなりますが、革は崩壊してしまうとどうしようもありません
まずは革の状態改善が先決です。

しかし、この状態の革靴の手入れ方法に悩みます。
以前編上靴の代用として入手したアメリカ軍の硬化したサービスシューズを手入れした際はひたすらミンクオイルを塗りたくり、結局数回の使用で革を崩壊させたことがあります。
今回の長靴は実用するつもりはありませんが、この手段はよくないでしょう。
ということで、友人に助言を求めてみました


その結果、表革の革靴用洗剤「サドルソープ」を採用することにしました。
サドルソープについての詳細はGoogle先生に丸投げしますが、このサドルソープとやらはかなり有効なのだそうです。
ただ、ここまで古い革靴をサドルソープで洗浄したという話をGoogle先生に聞いても答えが帰ってきませんでしたので正直不安もあります。
使用の影響で状態がさらに悪化する可能性もありますが、覚悟を決めて写真のM.モゥブレィ(M.Mowbray)製サドルソープセットを調達しレッツ・トライです。

こんな孫で申し訳ございません……。






ということで風呂場で作業開始です。


状態がいい左足用から作業を始めます。
まずは長靴全体に水を掛けて水分をガンガン浸透させます。
もうこの時点で私の中での革靴手入れセオリーは崩壊です


色が薄いところは水分が十分に浸透していないところです
しっかり浸透していないと仕上がりに影響が出るので注意しましょう。


次に泡立てたサドルソープを靴に乗せ、クリーニングブラシで軽く磨いていきます。
靴底も同じく磨きました。


磨き終わった後は乗っている泡と汚れを落とし、完了です。
また、ついでにホコリまみれの靴の内側も水で流しましたが、水漏れがほどんど無かったことには驚きましたね


桶に溜めていた水は片方を洗い終わった時点でこうなりました。


問題の右足用も同じように洗います。
崩壊しないことを祈ります……。


足首周りを特に重点的に洗い、そして磨いていきます。


左足用も完了です。
一部水が完全に浸透していない部分がありますが、これ以上変化しなかったため割り切りました。


両足共に無事終わりました。


その次は型崩れの修復と乾燥です
長靴の中に新聞紙を入れ、シワを伸ばすなど形状を整えていきます。
水分を含んだため、革が全体的に柔らかくなっています


右足用の足首周りの革も柔軟性が復活したため形状の修復ができました
しかし、劣化している縫い糸がこの作業に耐え切れず、足首周りの糸がさらに切れてしまいました
どうやら劣化は想像以上のようです……。
写真の状態を見た時は「革が切れた!」と思いましたが、縫い糸が切れて分離しているだけとわかりホッとしたのは秘密です。


写真ではわかりにくいですが、この画像に写る縫い合わせ部分も広範囲で糸が切れています
これは大変な作業になりそうです……。


また、右足用に新聞紙を詰めている最中に取っ手部分の縫い糸も完全に切れ、外れてしまいました
おそらく新聞紙を詰める腕との摩擦の影響と思います。
触れてみると生地はボロボロで少し引っ張っただけで裂けてしまいます
右足用の取っ手部分は発見時点で根元から切れていました(切れた先は現存せず)ので、完全に残っている左足用を参考に復元してみようと思います。
祖父が憲兵時代に使用していた時に切れたのか、終戦後以降の使用または保管時の経年劣化で切れたのかはわかりません。

次は洗浄前と洗浄後の両側面の比較をしてみましょう。






【洗浄前】


【サドルソープ洗浄直後】


【サドルソープ洗浄後、乾燥2日目、形状修復中】


【洗浄前】


【サドルソープ洗浄後、乾燥2日目、形状修復中】


【洗浄前】


【サドルソープ洗浄後、乾燥9日目】


【洗浄前】


【洗浄後、乾燥9日目】



極端な変化はありませんが、元の状態よりは幾分キレイになったと思います
完全に乾燥させた後はオイルなどで靴の革表面を仕上げていきます
祖父が使用していた時はどのような仕上がりだったのでしょうか?
イメージを膨らませつつ、作業を継続していきましょう。

祖父が使用した陸軍官給長靴を修復Part1:洗浄編」はこれで以上です。  

2017年03月12日

実物:日本陸軍 官給 長靴 茶革【祖父が遺したもの】


今回ご紹介するものは父方の亡き祖父が戦時中に憲兵として勤務していた時に使用していた官給品の長靴です。
父の実家にある倉庫を整理していた際、ビニール袋に入った状態で見つかり、持って帰ってきました。
内外共にホコリまみれでしたので、撮影前に軽く清掃しています。







両足の両側面の全体像です。
終戦時祖父は満洲にいたと聞いていますので、おそらくその地でも使用していたと思われます。
官給長靴の実物は数回しか見たことありませんが、使い込まれていたのか、経年の影響か、茶色がかなり濃い印象です




右足用のふくらはぎ周りです。




左足用のふくらはぎ周りです。
10.7」の数字は足のサイズ「10.7文」を示しており、cmに直すと25.5cm~26cm辺りです
ちなみに今時の大人男性の平均サイズは26cm前後だそうです。
素材は牛革でしょうかね?





左足用の足周りです。





右足用の足周りです。
踵にある突起は拍車止めです。
あまり摩耗していないように見受けられます。
固定には5本の釘が使用されています(上段3本、下段2本)。
左足用の足首周りはまだ柔軟性がありますが、右足用の足首周りは変形した状態で硬化しており、さらに縫い糸も一部切れて接合部が分離しています
ひび割れも多く、下手に動かすと完全に割れて崩壊する危険があります。
つま先部も右足用は硬化があり、ソールも若干外れているなど、右足用は全体的に状態が悪いです



両足の靴底です。
前方側の靴鋲は両足共に6個あり、おそらく脱落はありません。
後方側となる踵の靴鋲は右足が1個、左足が2個です。
おそらく本来は逆三角形の各頂点に1個、合計3個あったものと思われます。
靴鋲の多くはかなり錆が進行しています原型は留めています



また、靴底には薄っすらですが製造年を示す「昭十六製」の刻印を確認できます。
そこから推察すると、祖父は昭和16年(1941年)以降には長靴を使用する身分になったのでしょうか?
製造年の上には製造元の刻印がありますが、摩耗しているため確認できません
それ以外の印も使用の影響で消えています。






倉庫はかなりボロボロで、屋根の一部は穴が空いてるなど、保存場所としての環境はかなり悪かっただけに、原型を留めてかつ致命的な損傷もなかったのは奇跡でした。
製造から76年、おそらく終戦以降使用しなくなって72年が経過しているこの長靴の状態は決して良いとは言えませんが、状態改善の見込みはあります。
実用レベルにはできなくても、手入れと修復を施し、見た目だけでも元の姿に近づけてみようと思います
オリジナルの保存」としましては悪い選択となりますが……このまま放置する訳にもいきません。

しかし、祖父の家にこれがあるということは、復員して家に帰った時はこれを履いていたのでしょうかね?
この長靴が祖父の元にやってきて以降歩んだ道はどのような道だったのでしょうか。





長靴さん、はじめまして。最後の持ち主の孫です





……ああ、そういえば、内装を撮影するのを忘れていましたね……(爆)

実物:日本陸軍 官給 長靴 茶革【祖父が遺したもの】」はこれで以上です。  

2017年03月07日

東京マルイ製 ルガー P08 エアコッキングガン【突撃!隣のトイガン】


名称:ルガー P08(Wikipedia
タイプ:エアコッキングガン
メーカー:東京マルイ(ウェブサイト
全長:不明
重量:約300 g
発見日:2017年3月6日(日)
発見場所:京都府 チーム「黒騎士中隊」チームフィールド





1985年12月14日に東京マルイより発売された エアコッキングハンドガンシリーズの第1号「ルガー P08」です。
発売当時は1,900円という価格に似合わない良好な集弾性を発揮し、一躍人気エアガンとなりました。
今回、写真でしか見たことのない東京マルイ製ルガー P08を持ってきた方がいらっしゃいましたので、色々触らせて頂きました。



左右両側面です。
エアコッキングガンの構造をリアルサイズのレシーバーに内蔵するのが不可能だったので寸法を大きめにした」という話がありますが、確かに若干大きめです。
ですが、よくエアコッキングガン化できたものだと感心します


左側面の銃身周辺です。
インナーバレルはアルミ製です。
4インチ型がモデルでしょうか。


左側面のレシーバー周辺です。


右側面のレシーバーには刻印があります。
刻印についてはよくわかりませんでした……。


セーフティーです。
写真の状態はセーフティーで、上に上げると解除されます。


左側面のピストルグリップ周辺です
マガジンリリースは省略されており、マガジンを引っ張ると抜け、押し込むと固定されます。



マガジンは割り箸型で15発入ります。
マガジンを装填するとマガジンリップが完全に解除されるため、残弾がある状態でマガジンを抜くと弾が全弾飛び出します


トグルを最大まで引いた状態です。
初めて触った時はかなり引きにくく、強引に引くと壊れそうな印象でした。


トグルを引いた状態の排莢口です。


アイアンサイトを覗いた状態です(若干右にズレています……)。






東京マルイ製 ルガー P08 エアコッキングガン【突撃!隣のトイガン】」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 20:15Comments(0)トイガントイガン本体

2017年03月06日

PKミリタリア製 複製 / レプリカ: 日本軍 九五式軍刀 末期型(海外製偽物改造品)


名称:九五式軍刀 末期型 模造刀 / 複製 官給刀緒
メーカー:PKミリタリア(ウェブサイト




今回ご紹介するのは日本陸軍の官給軍刀「三十二年式軍刀」の後継として昭和10年(1935年)に採用された「九五式軍刀」の末期型の複製(模造刀)です。
日本で九五式軍刀の模造刀といえばPKミリタリア尾形刀剣がそれぞれ発売していますが、これはPKミリタリアが発売したものです
PKミリタリアの九五式軍刀の模造刀は国内外で実物として流通している悪質な偽物(贋作)をベースにし複製品としたもの(初期発売型)と、PKミリタリア監修で複製前提に造形したものの二種類が存在します。
この末期型は発売時期(2010年には既に発売、2011年8月に再販無しを確認)から考えて偽物がベースと思われます。


九五式軍刀は終戦までに何度か改修されており、戦後の分類ではいくつが名称がありますが、ここでは「最初期型、初期型、中期型、後期型、末期型、最末期型」の6モデル分類を採用します。
後ろから数えて二番目の末期型はそれより前のモデルと見た目が大きく異なり、主な点で「柄の木製化、猿手(軍刀の兜金(柄の頭の保護部品)につく金具)の省略、樋(刀身の溝)の省略」などがあります。
PKミリタリアの末期型はこれがモデルで、尾形刀剣の末期型はこれ以上に省略が進んだ最末期型がモデルです。


鞘から抜いた状態です。


刀身は真鍮製で、末期型の樋無し刀身を再現しています。
写真では確認しにくいですが、刀身は傷だらけです
これは鞘に収めるために手作業で擦り合わせた影響だそうです。


刀身のシリアルナンバー「35412」と「」の刻印です。
「岐」は何を示しているのでしょう?
調べてみると「岐阜の頭文字」というのが出てきましたが、よくわかりませんでした。



柄の両側面です。
最初期型を除き元々はアルミ製でしたが、物資節約のため木製に変更されました
柄には滑り止め(?)の筋が掘られています。
木製柄という斬新(?)なデザインですが、当時これを支給されたことがあるベテランの感想の中には「アルミ製より滑りにくく握りやすい」という声があったそうです。
表面はニス仕上げされていますが、木材は何を使用しているのでしょうね?
両側面のネジ頭側にある黒い部品は飾り金具の目貫に当たるそうですが、非常に簡素な飾りです。


猿手が省略された黒一色の兜金です。
見た目がどうこうという戦況ではなくなったため、簡素化の対象になったのでしょう。


鍔です。
最初期型と初期型は凝った造形でしたが、中期型以降は簡素化されました。


刀身が鞘から不意に抜けるのを防止するための部品、駐爪の周辺です。
中期型までは柄の縦部にありましたが、後期型で側面に変更されました。
鞘の根元の歪みが目立ちます……。


駐爪を操作して外した状態です。


鞘です。
末期型の鞘のデザインは後期型と特に変わっていないと思います(最末期型で木製化と省略あり)。
マイナスネジは鞘の口の部品を固定しています。
グリーングリーンな色ですが、考証的にはよくわかりませんでした。
素材は鉄です。


鞘の中には木材が入っています。
劣化しているのか、欠けている部分があります。


鞘の最下部にある石突です。
末期型までは形状を維持していましたが、最末期型で大きく変わります


石突にあるシリアルナンバー「35412」の刻印です。
軍刀と鞘はマッチングナンバーです。


続いて、官給の刀緒です。
末期型の刀緒は中期型以降の刀緒と変わらないのでしょうかね?


固定方法は潔く兜金の穴に直接通します。
末期型より前は固定用金具がありました(最初期型と初期型は兜金側と鍔側の二点固定)。



房です。
最末期型では形状が変わりますが、それより前の変革はよくわかりませんでした。






物珍しさもあって購入したのはいいものの、合わせられる時代が限られるためイベントでは使いにくい代物です。
まあ、イベントで下士官することはまずありませんので、完全に持て余している訳ですがね……(苦笑)
ですが、尾形刀剣の最末期型模造刀は完成度がイマイチ(刀身と鞘が長すぎ、駐爪が省略されている等々)なので、末期型シリーズとしてのクオリティはこちらの方が高いです
まあ、元々が実物と偽った偽物軍刀というのもあるでしょうけども……。

ちなみに、実物と偽ってeBayに出品された偽物末期型の写真は以下の海外フォーラムで確認できます。

【資料】
・Fake Late War Wooden Handle NCO Sword - War relics forum:http://www.warrelics.eu/forum/japanese-militaria/fake-late-war-wooden-handle-nco-sword-437652/

PKミリタリア製 複製 / レプリカ: 日本軍 九五式軍刀 末期型(海外製偽物改造品)」はこれで以上です。



【参考資料】(参照:2017年3月6日)
・日本刀の研究(鋼材・構造・性能):http://ohmura-study.net/ / 九五式軍刀
・Google検索「Fake Japanese NCO Sword」:https://www.google.co.jp/search?q=Fake+Japanese+NCO+Sword