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Posted by ミリタリーブログ at

2014年05月20日

E&K製:タナカ製日本軍小銃ガスガン用 ガスノズル 組み込み方法


メーカー:E&K製
定価:2,400円

今回は数少ないタナカ製日本軍小銃ガスガン用のカスタムパーツE&K製ガスノズルをご紹介します。
(この言い回し、前回のパーツ紹介でも使っていますね…)

このパーツはボルト側で使用するもので、初速向上、弾道安定の効果があります


注意書きです。
要約すると「マガジンを温め過ぎないでください」という内容です。
マガジンの取り扱いには気をつけましょう。


ガスノズルです。
パッと見た感じでは色以外変わりないように思えますが、メーカーが研究を重ねた末に完成させたカスタムパーツです
タナカ純正のガスノズルをどこに片付けたのか忘れてしまったので比較できませんが、まず全長が純正より1.0mm延長されています
(純正は24.5mm、E&K製は25.5mm)

この1mm差が非常に重要なものです。
解説しますと、純正のガスノズルで弾をチャンバーパッキンに装填した場合、その先にあるホップアップの凸との隙間が発生します。
タナカの日本軍小銃ガスガンシリーズはチャンバーパッキンとホップパッキンが一体化した通称「チャンバーパッキン一体型ホップアップシステム」を採用していますが、引き金を引いてガス圧で撃ち出され加速してる最中の弾にホップの凸をぶつけて回転を与えるため、場合によっては不規則な回転を与えて弾道を乱しやすい構造となります。
(詳細な解説は専門のサイトをご覧ください)

それを改善するためにこのガスノズルは全長を1.0mm延長し、その隙間を埋めて発射と同時にホップの凸で回転を与えられるようにしています。


次に弾を装填する側の先端です。
アール加工がされており、スムーズにチャンバーへ送れるようにしています
(純正はただの棒です)


こちらはボルトに差し込む側の先端ですが
こちら側はガスを無駄なく送れるようにテーパー加工されています
(純正はただの棒です)


最後はガスが通る内径差で、純正は2.5mmになります。
写真のE&K製ガスノズルは左が内径2.7mm、右が内径3.0mmです。

2007年2月21日の改正銃刀法施行前に発売していた九九式短小銃 ガスガンは関西の真夏日で軽く100m/sを超える初速を持っていましたが、施行後は同じ条件でも法定初速内に収まるようになりました。
これはガスノズルの内径を絞って初速を落としているのですが、どうも内径を絞り過ぎたようで、改正後の初期ロット品では「初速60m/s代が限界」という計測結果もあったそうです。
これは施行後に発売された日本軍小銃ガスガンシリーズにも受け継がれており、最近のロットがどうなっているかはわかりませんが初速が低めに設定されています。
E&K製はそれを改善するために内径を広げています。

2.7mmと3.0mmでは当然初速差が出ますが、先に付けた2.7mmで十分な初速が出たので3.0mmは使用していません。


続いてガスノズルの交換方法ですが、個体差なのか、ガスノズルの固定が固くて抜くのに苦労したので今回実演はしません。
手順は説明書の通りです。

※ガスノズルの交換は自己責任でお願いします。


取り付けた状態です。
塗装が引っかき傷のように落ちていますが、ボルトを操作するとパーツが接触する関係でこれは仕方ありません。





私が所有するタナカ製日本軍小銃ガスガンは三八式騎銃ですが、現在ガスノズル(2.7mm)とマガジンロッドをE&K製カスタムパーツに交換しています。
そろそろ気温もいい感じになってきましたので、外のシューティングレンジで撃つ機会がある時に初速などのデータ取りをしたいと思います。

これで「E&K製:タナカ製日本軍小銃ガスガン用 ガスノズル 組み込み方法」は以上になります。