2014年10月08日

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
今回はドイツ軍の銃剣とスコップの携行方法についてです。
スコップとシャベルの違いについて語り始めるとそれで記事が終わってしまいますので、本記事ではスコップで統一します。





WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
【用意したもの】
ヴァイスブラウレジデンツ製:SG84/98銃剣 / 鞘 / 剣差し
東ドイツ軍実物:ストレートスコップ(再塗装済み)
S&GRAF製:ストレートスコップ用ケース





WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
ドイツ軍では基本的に銃剣とスコップはウエストベルトの左側に装着します。
具体的な位置は規定に関する資料を見ていないのでわかりませんが、概ね左脇の下辺りです。
なお、銃剣はグリップの膨らみがある方が前方になるように鞘へ入れ、スコップはブレードを裏面にしてケースへ入れます。

この写真では銃剣とスコップを別々に装着しています。
この状態ですと動いた際に銃剣とスコップが別々に揺れてしまい、安定感に欠けてしまいますが、当時の写真でも確認できる装着方法です。

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
タミヤのプラモデルで有名になった装着方法」と言われているらしい、銃剣の鞘をスコップの固定ベルトで縛り、重ねて装着する方法です。

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
銃剣がスコップに固定されます(ウエストベルトと合わせて二点保持)ので、別々に揺れるという問題が解決します。
確かこちらが同時携行時の規定装着方法だったと思います。
また、写真にはありませんが、折り畳みスコップのケースには銃剣固定用のループがありますので、そのループに銃剣の鞘を通して固定します

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
【元写真:海外フォーラムで拾ってきた写真】

銃剣とスコップを重ねて装着している姿が確認できます。
次は変則的な装着方法の例をご紹介します。

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
【元写真:Youtube動画「Battle for Berlin April 16 1945-May 2 1945」における「1:10~1:12」のシーンのキャプチャー】

ベルリンの戦いでソ連軍と交戦中のドイツ兵です。
手前の兵士は背中に背負っている荷物と一緒にスコップを装着しています
スコップをウエストベルトで吊ると結構重さが偏りますので、重量バランスを考えるとこちらの装着方法もいいかもしれませんね

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
【元写真:海外フォーラムで拾ってきた写真】

バルジの戦いで撮影された有名な武装親衛隊の写真です。
ちょっとわかりにくいですが、カメラ目線の兵士の腰周りにある装備で写っている鉄板みたいなものはスコップのブレードで、ウエストベルトにスコップを挟んでいます
その兵士の左側にいる後ろ姿の兵士で、右腕から見えている角ばった黒いものもウエストベルトに挟んでいるスコップのブレードでしょうかね?
この装着方法ですと必要な時はすぐに取り出すことができますので即応性に優れます
また、とっさにスコップを使用して敵兵をぶん殴るという話も大体この装着方法だと思います。

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
ちなみにカメラ目線の兵士はバトルフィールド1942(Battlefield 1942、BF1942)のWWII MOD「Forgotten Hope(FH)」の背景にもいます。

【参考資料】
Forgotten Hope公式サイト(http://forgottenhope.warumdarum.de/

WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察(実演有)
マップのロード中でもあなたを見ています(「1944」周辺に注目)





最後は関係ない話へ脱線してしまいましたが、「WWIIドイツ軍 銃剣とスコップ(シャベル)の携行方法考察」はこれで以上です。




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