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Posted by ミリタリーブログ at

2014年07月19日

個人ガンスミスM様製 フルスクラッチ カルカノ M1891 エアコッキングガン【投稿!私のトイガン】


名称:カルカノ M1891 / カルカノ M91(Wikipedia
タイプ:エアコッキングガン
メーカー:個人ガンスミスM様
全長:約1,295mm
重量:不明
撮影日:2014年7月5日(土)
撮影場所:大阪府 TRENCH(ウェブサイト





普段のサバゲやイベントで私が注目したトイガンを勝手に紹介する「突撃!隣のトイガン」シリーズですが、今回は投稿バージョンの「投稿!私のトイガン」でお送りします。

写真の提供元はWWIIイタリア陸軍歩兵装備をしている知人M氏で、ご紹介するのは個人ガンスミスM様製カルカノ M1891のエアガンです。
カルカノのエアガンといえば、カスタムガンメーカーで有名なエルベ・ヴェルケが2014年7月現在、次期開発リストに「カルカノ M1891 カービン」を入れていますが、今回ご紹介する個人ガンスミスM様製のカルカノはフルサイズ(基本サイズ)の「カルカノ M1891」になります。

ベースは東京マルイ製 VSR-10 エアコッキングガンです。


右側面です。
まず目に付くのはこの長い全長ですが、よく「長い」と言われる三八式歩兵銃より19mm長い1,295mmです


銃口周辺です。
パッと見た感じでは三八式歩兵銃の初期型と似ていますね。
実物及び複製銃剣が着剣できるかはわかりません。


リアバンド周辺です。
この辺りも三八式歩兵銃に似ています。


リアバンドのスリングスイベル部です。


左側面のリアサイト先端下にあるホップアップ調整レバーです。
あまり目立たないように、必要最小限のスペースで収められています。


リアサイトの右側面です。
数字の刻印は省略されていますが、側面の溝は可能な限り再現されています。


某レイ「こいつ…動くぞ!」

リアサイトはしっかり可動します。


マガジン挿入口です。
マガジンはVSR-10用をそのまま使用するため、マガジン装着部分はデフォルメせざるを得ません。
しかし、ここでも個人ガンスミスM様は外観に配慮し、側面から見ても極端に目立たないように配慮した設計になっています。


ストック後方部です。
他の作品における木製ストックの例に漏れず、非常に丁寧な仕上がりです。


私だけかもしれませんが、暗い所でパッと見せられたら三八式歩兵銃と間違えそうです。
機会があれば直接取材と共に比較してみたいですね。

写真紹介はこれで以上になります。






このカルカノ M1891のエアガンの開発においては、ドイツから輸入したカルカノ専門書「Il Novantuno Mannlicher-Carcano: Das italienische Waffensystem Modell 1891(意訳: イル・ノヴァントゥーノ・マンリッヒャー=カルカノ: イタリアのM1891の武器構成)」に掲載されている実銃の解体図を参考にしています(イル・ノヴァントゥーノ はイタリア語で「91」という意味)。
当初はカルカノ M1891の無可動実銃を見本にする予定でしたが、入手の目途が立たなかったのと、偶然輸入書籍リストで上記の専門書を発見したことからM氏が在庫を探し、輸入しました。
内容はもちろんドイツ語のみですが、必要な部分をM氏が日本語に翻訳し、それを開発資料として個人ガンスミスM様へ送りました。

この本には各種パーツの構成や寸法だけでなく、ストックの断面図など、無可動実銃でも簡単には知りえない情報も詳細に記載されていたことから、個人ガンスミスM様も「構造上アレンジした部分を除けば、すべてにおいてほぼ実銃と同じ寸法で完成できた」と謳っていました。

エルベ・ヴェルケ(及びそれをコピーしたArrow Dynamic)製ベレッタM38A モスキート 電動ガンで遊ぶのももちろんいいですが、一般歩兵を選ぶなら小銃装備が一番しっくりきますね

これにて「個人ガンスミスM様製 フルスクラッチ カルカノ M1891 エアコッキングガン」のご紹介は以上です。