スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2014年07月23日

Hiki Shop販売 海外製 複製 / レプリカ:日本陸軍 下士官兵用 四五式軍袴 長袴 冬用


商品名:WW2 IJA Taisho 45 T45 Wool Pants Trousers
販売元:Hiki Shop(ウェブサイト
定価:60ドル





今回はHiki Shopで販売されている「下士官兵(下士卒)用 四五式軍袴 長袴 冬用」の複製品をご紹介します。
今年2014年は第一次世界大戦(WWI)開戦から100年目という節目なので、「WWIの日本陸軍歩兵軍装を始めよう!」というノリの一環で入手しました。


それでは早速色々見て行きましょう。
まずは全体の正面です。
袴の両側面には、四五式の特徴となる「緋線」が縦一直線に入っています。
先に購入した四五式軍衣同様、茶色が強めの色です。


フックと釦の部分の拡大です。


こんな感じになっています。


フックの形状です。


こちらはフックを引っ掛けるリングです。
入手した時点ではリングと生地の隙間がかなり狭く、フックを引っ掛けにくかったので少々タイトにしました。
といっても、リングを軽く引っ張って隙間を強引に作った程度ですが…
私が見た実物の未使用品もリングの隙間がかなり狭かったので、これはこれで実物を再現した感じですね


袴の釦は緑色の樹脂製です。
こちらも私が見た実物の釦は、経年で変わったのか元からなのかはわかりませんが、この複製品より濃くて暗めだったものの緑色でしたので、実物を意識した選択だと思います


背面です。


腰紐は少々長過ぎる気がしますが、短いよりはマシです。


腰紐をどかした状態です。
腰紐を通すループがあります。
この写真で特に際立ちますが、生地の末端処理は雑です


腰紐もよく見ると歪んでます
実用上は問題ありません。


腰紐の末端処理は淵の少し前を縫って、それ以上解れないようになっています。


緋線の上部は腰紐が通る辺りまであります。
大正11年(1922年)の改正で緋線が取り外された袴の中には、緋線の切れ端が残っているものがあります。


腰ポケットです。
緋線はポケットの淵に沿って縫い付けられています。


正面から見た股の部分です。


裾の部分です。
内側に生地が縫い付けられていますね。


裏返してみました。
これは当て布ですね。
しかし、実物の改四五式軍袴の話になりますが、それにはなかった気がします…。
ちなみに昭五式軍袴では確認できます。

そういえばHiki Shopには昭五式軍袴の冬用長袴の複製品もありますので、この四五式軍袴はそれを使いまわして作っているのでしょうか


緋線の末端は裾の内側で処理されています。
実物ではこちらも大正11年(1922年)の改正で緋線が取り外された際の切れ端が残っている場合があります。


裏返した状態の正面です。


同じく裏返した状態の背面です。
ここだけ見たら昭五式軍袴の長袴に見えます。





四五式軍衣袴の複製品はかつて中田商店で販売されていましたが、現在は他の多くの複製品と同じく、プレミア級の希少品になっています。
ちなみに、かつて店舗のマネキンが着ていた詰襟軍服は四五式軍衣袴で、映画「永遠のゼロ(2013年)の影響でマネキンが衣替えした際に放出され、誰かに嫁いで行きました。
以前ヤフオクで見た中田商店製の四五式軍衣袴はそれだったのでしょうか。

これで四五式軍衣の冬用の上下が揃い、四五式軍帽は既に所有していますので、一応これでそれっぽい姿はできますね。
ですが、三十年式水筒や大正三年型雑嚢など、突き詰めていくとまだまだ足りないものは多いです…。

これにて「Hiki Shop販売 海外製 複製 / レプリカ:日本陸軍 下士官兵用 四五式軍袴 長袴 冬用」のご紹介は以上です。