あの日本人ドイツ兵グループの1人の正体が "古森善五郎" 氏と判明
 東部戦線に従軍した唯一の日本人とされる軍医、古森善五郎氏とは?

 WWIIサバゲイベント「ヒスサバウエスト16」
 2017年3月18日・19日、和歌山県 バトルランド-1 にて開催予定

 WWII日ソ戦リエナクトイベント「Reenactment 満州1945」
 開催計画中!

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2017年03月06日

PKミリタリア製 複製 / レプリカ: 日本軍 九五式軍刀 末期型(海外製偽物改造品)


名称:九五式軍刀 末期型 模造刀 / 複製 官給刀緒
メーカー:PKミリタリア(ウェブサイト




今回ご紹介するのは日本陸軍の官給軍刀「三十二年式軍刀」の後継として昭和10年(1935年)に採用された「九五式軍刀」の末期型の複製(模造刀)です。
日本で九五式軍刀の模造刀といえばPKミリタリア尾形刀剣がそれぞれ発売していますが、これはPKミリタリアが発売したものです
PKミリタリアの九五式軍刀の模造刀は国内外で実物として流通している悪質な偽物(贋作)をベースにし複製品としたもの(初期発売型)と、PKミリタリア監修で複製前提に造形したものの二種類が存在します。
この末期型は発売時期(2010年には既に発売、2011年8月に再販無しを確認)から考えて偽物がベースと思われます。


九五式軍刀は終戦までに何度か改修されており、戦後の分類ではいくつが名称がありますが、ここでは「最初期型、初期型、中期型、後期型、末期型、最末期型」の6モデル分類を採用します。
後ろから数えて二番目の末期型はそれより前のモデルと見た目が大きく異なり、主な点で「柄の木製化、猿手(軍刀の兜金(柄の頭の保護部品)につく金具)の省略、樋(刀身の溝)の省略」などがあります。
PKミリタリアの末期型はこれがモデルで、尾形刀剣の末期型はこれ以上に省略が進んだ最末期型がモデルです。


鞘から抜いた状態です。


刀身は真鍮製で、末期型の樋無し刀身を再現しています。
写真では確認しにくいですが、刀身は傷だらけです
これは鞘に収めるために手作業で擦り合わせた影響だそうです。


刀身のシリアルナンバー「35412」と「」の刻印です。
「岐」は何を示しているのでしょう?
調べてみると「岐阜の頭文字」というのが出てきましたが、よくわかりませんでした。



柄の両側面です。
最初期型を除き元々はアルミ製でしたが、物資節約のため木製に変更されました
柄には滑り止め(?)の筋が掘られています。
木製柄という斬新(?)なデザインですが、当時これを支給されたことがあるベテランの感想の中には「アルミ製より滑りにくく握りやすい」という声があったそうです。
表面はニス仕上げされていますが、木材は何を使用しているのでしょうね?
両側面のネジ頭側にある黒い部品は飾り金具の目貫に当たるそうですが、非常に簡素な飾りです。


猿手が省略された黒一色の兜金です。
見た目がどうこうという戦況ではなくなったため、簡素化の対象になったのでしょう。


鍔です。
最初期型と初期型は凝った造形でしたが、中期型以降は簡素化されました。


刀身が鞘から不意に抜けるのを防止するための部品、駐爪の周辺です。
中期型までは柄の縦部にありましたが、後期型で側面に変更されました。
鞘の根元の歪みが目立ちます……。


駐爪を操作して外した状態です。


鞘です。
末期型の鞘のデザインは後期型と特に変わっていないと思います(最末期型で木製化と省略あり)。
マイナスネジは鞘の口の部品を固定しています。
グリーングリーンな色ですが、考証的にはよくわかりませんでした。
素材は鉄です。


鞘の中には木材が入っています。
劣化しているのか、欠けている部分があります。


鞘の最下部にある石突です。
末期型までは形状を維持していましたが、最末期型で大きく変わります


石突にあるシリアルナンバー「35412」の刻印です。
軍刀と鞘はマッチングナンバーです。


続いて、官給の刀緒です。
末期型の刀緒は中期型以降の刀緒と変わらないのでしょうかね?


固定方法は潔く兜金の穴に直接通します。
末期型より前は固定用金具がありました(最初期型と初期型は兜金側と鍔側の二点固定)。



房です。
最末期型では形状が変わりますが、それより前の変革はよくわかりませんでした。






物珍しさもあって購入したのはいいものの、合わせられる時代が限られるためイベントでは使いにくい代物です。
まあ、イベントで下士官することはまずありませんので、完全に持て余している訳ですがね……(苦笑)
ですが、尾形刀剣の最末期型模造刀は完成度がイマイチ(刀身と鞘が長すぎ、駐爪が省略されている等々)なので、末期型シリーズとしてのクオリティはこちらの方が高いです
まあ、元々が実物と偽った偽物軍刀というのもあるでしょうけども……。

ちなみに、実物と偽ってeBayに出品された偽物末期型の写真は以下の海外フォーラムで確認できます。

【資料】
・Fake Late War Wooden Handle NCO Sword - War relics forum:http://www.warrelics.eu/forum/japanese-militaria/fake-late-war-wooden-handle-nco-sword-437652/

PKミリタリア製 複製 / レプリカ: 日本軍 九五式軍刀 末期型(海外製偽物改造品)」はこれで以上です。



【参考資料】(参照:2017年3月6日)
・日本刀の研究(鋼材・構造・性能):http://ohmura-study.net/ / 九五式軍刀
・Google検索「Fake Japanese NCO Sword」:https://www.google.co.jp/search?q=Fake+Japanese+NCO+Sword  

Posted by Y.A.S. at 19:42Comments(0)日本軍複製装備

2017年01月15日

中田商店製 複製 / レプリカ:日本軍 三十年式弾薬盒 前期型 前盒 後盒 油缶


名称:三十年式弾薬盒 前期型 前盒 後盒 / 油缶
商品名:N-100 三八式弾薬盒
メーカー:中田商店(ウェブサイト
価格:18,000円(帯革、銃剣差込み)





今回ご紹介するのは日本軍が(多分)明治30年(1897年)に採用した革製アモポーチ、三十年式弾薬盒です。
中田商店では三八式弾薬盒と呼ばれています。
弾薬盒は第二次世界大戦の終結まで使用されたためマイナーチェンジが何度か行われ、素材の違いなども合わせてバリエーションがあります。
弾薬盒は正面に着用する前盒2つと、背面に着用する後盒1つ、合計3つで構成されています


前盒です。
この形状は「前期型」と呼ばれるものです。
新品状態では白っぽい色をしていましたが、使用とオイルによる手入れを繰り返した結果現在の色になりました
また、前盒と後盒共に縫い糸の劣化でところどころ切れています
一部は補修をしていますので、縫い糸や縫い方が純正と異なります


側面です。
上から伸びている細いベルトは蓋を固定するものです。


背面です。
帯革(ベルト)に通すためのループが2つあります。


底面です。


上面です。
蓋を固定するベルトを通すループがあります。
後期型はループが2つになります。


蓋を固定するベルトは両側面で固定されていますが、片方の固定を外すと奥に向かって蓋を開けることができます。
見た目では両方外さないと開かなさそうですが、ワンタッチで開閉ができます。


内部です。
複製品の品質によって内装は異なりますが、中田商店製は全て一枚革で構成され、仕切りの片面を除く全てが裏革です
実物はどのような構造になっているのでしょうか。
実物ではこの中にクリップ入りの弾又は弾が入った紙箱を入れ、前盒1つで30発(紙箱2箱)入ります
2つ装着で60発になります


蓋を固定するベルトに通す金具です。
真鍮製でしょうかね?


側面です。
先端は丸くなっています。


後盒です。
前盒より大型にで、見た目も異なります。
こちらも使用と手入れを繰り返していく内に色が変わりました。


背面です。
ベルトループが2つあるのは同じですね。


底面です。
前盒と異なり穴が2つ開いています。
何のための穴でしょうか?


右側面です。


左側面です。
黒いものは小銃の手入れで使用する油缶です。


蓋の固定は前盒と異なり正面の金具1つで行っています。
こちらも複製品の品質によって内装が異なり、こちらは前盒同様一枚革で構成され、仕切りの片面を除く全てが裏革です
前盒より大きい理由は収納する弾数の違いで、後盒は60発(紙箱4箱)を収納することができます
前盒と後盒を合わせて120発になります


蓋を固定する金具です。
同じく真鍮製でしょうか。


側面です。
前盒と形状が異なります。


油缶です。
素材は鉄製です。


背面です。


側面です。
後盒に当たる部分は平らになっています。


底面です。


上面です。
蓋は回すと外れます。


蓋と棒は一体化しています。
気密を取るため、蓋の根元にはゴムがついています。
棒の部分は錆がかなり進行していたため削り落としました。






日本軍でサバゲをする場合、弾薬盒はデッドスペースになりがちですが、私は写真のように小型BBローダーや紙箱などを入れています
コレにつきましては別記事で扱っています。





ダミーカートを120発分満載するのが夢ですが、実現するのはいつになるでしょうね……(金銭的な意味で)。

中田商店製 複製 / レプリカ:日本軍 三十年式弾薬盒 前期型 前盒 後盒 油缶」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 20:30Comments(0)日本軍複製装備

2017年01月07日

残部隊製 複製 / レプリカ:日本軍 懐中日記


名称:懐中日記
メーカー:擲弾筒分隊 残部隊 / 残部隊商店(Facebook





今回ご紹介するのは兵隊さんの雑嚢アイテムの1つ「懐中日記」の複製品です。
日頃お世話になっている関西で活動する日本陸軍再現グループ「擲弾筒分隊 残部隊」様の販売部門「残部隊商店」で購入しました。

前置きがグダグダ長くなる前に早速見ていきましょう。


表紙です。
サイズは105mm x 130mm、実物の表紙をスキャンして作られています。
植物を背負ったヤギのイラストと「昭和十八年」「懷中日記」「聖戰完遂」「2603」の文字があります。
この複製品の基となった実物は昭和18年(1943年)に販売されたものでしょうね。
「2603」は「皇紀2603年」の意味です(今年は2677年です)。


裏です。
実物の所有者の所属部隊「第四中隊第三區隊」が記述されています。
この写真では編集で消去していますが、氏名と印鑑もあります。


この懐中日記の定価は0.35円、つまり35銭ですね。
丸の中に「停」の意味はわかりません……。


横罫線の入ったページが40ページあります。






日記ではありませんが、私の祖父は従軍期間中に使用した私物のメモ帳を処分せずに残しており、その中には当時記した様々な内容がありました。
サバゲやイベントの記録を色々書き残しておくのもいいかもしれませんね。


残部隊製 複製 / レプリカ:日本軍 懐中日記」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 21:00Comments(0)日本軍複製装備戦中品

2017年01月06日

個人製 複製 / レプリカ:日本軍 陣中鏡


名称:陣中鏡
メーカー:個人製





今回ご紹介するのは日本軍の兵隊さんの雑嚢アイテムの1つ「陣中鏡」の複製品です。


大きさは50mm x 70mm、素材はステンレスです。
実物では四角型以外にも丸型や多角形型があったそうで、また写真で確認すると鏡の外周にはゴム製と思われる保護カバーや専用ケースがついています。


厚さは1mmです。


ウチのクマーを映してみました。
実用には十分ですね。




もの凄くあっさりとした内容となりましたが、持っていると何かと便利なアイテムです。
サバゲやイベントでは着替えの際の確認、特に襟元など目視では見にくいトコロでは重宝します。
物陰から鏡で前方を映して確認したり、味方への信号に使用したりなどもできそうですね。
「陣中」という名を持つ通り、当時の兵隊さんも色々お世話になったアイテムだと思います。

個人製 複製 / レプリカ:日本軍 陣中鏡」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 23:59Comments(0)日本軍複製装備

2017年01月03日

メーカー不明複製 / レプリカ:日本陸軍 防暑袴下・昭和十七年制定 夏袴下


名称:防暑袴下 / 昭和十七年制定 夏袴下
商品名:不明
メーカー:不明
価格:安価購入





今回ご紹介するのは昭和13年(1938年)に採用された(のでしょうかね?)防暑袴下(軍袴の下に着用する下着)です。
防暑という名の通り、酷暑地帯向けの衣服でしたが、昭和17年(1942年)に夏袴下へ格上げされ、従来の夏袴下の生産は中止されました。
また、防暑襦袢もこの頃に夏襦袢に格上げされ従来の夏襦袢の生産が中止されており、これらの決定は生産の効率化などが関係していると言われています。


さてさて、私が所有しているのはメーカー不明の複製品です。
色合いは元々写真より黄色が強めだったのですが、洗濯を繰り返している内に色落ちして白くなっていきました。


背面です。
防暑という名を持つだけに生地は薄手です。
ちなみに実物はペラペラなぐらい薄手なのだそうです。


裏返した状態の表です。
かつての色合いの面影が残っています。


背面です。


それでは細かく見ていきましょう。
正面のボタン部分です。
ボタンはプラスチック製で、一番上が茶色、それより下は緑色で構成されています。
このボタン配色は海外製で確認できますので、この複製品は海外製かもしれません。
一番上のボタン以外は生地の裏に隠れて露出しません。


背面のポケットです。
ポケットは左右両側に1つずつ、貼り付けタイプです。
ボタンは正面にあった緑色のボタンと同じものが使用されています。


ポケットを開けてみました。


腰紐です。
生地は防暑袴下本体と同じものが使用されており、1枚の生地を折り返し二重にして作られています。
実物はどのようになっているのかはわかりませんが、中田商店製の防暑袴下は腰紐中央(写真でいう折り目の癖部分)に縫い目があります。
先端処理は先が尖った形状です。


正面側の股です。


背面側の股です。


この部分には補強生地が縫い付けられています(色違い部分)。


裾です。






防暑襦袢と防暑袴下を使用した時の私です。
袴下は軍袴の下に着用する下着として使用するものですが、防暑袴下は酷暑地域において軍袴無しでの着用も想定されています。
ポケットがあるのもそのためで、通常の袴下にはポケットがありません。
他にも裾を絞る紐が無いなど差異が色々あります。

私は夏袴下への格上げ改正を想定して夏袴の下には常にコレ着用しています……が、これは従来の袴下の現行複製品が(多分)無いという事情もあり、それより前の時代の袴下の代用としても使用しています。

夏場にサバゲへ行った時に「二重では暑いのでは?」と聞かれることがありますが、(私の場合は)特に暑いと感じることはありません。
もちろん汗はガンガンかきますが、袴下がまず汗を吸収しますので、汗による軍袴の直接的ダメージは直に着用するより緩和されます。
また生地を一枚挟む分足の保護にも多少繋がるでしょう。

ちなみに上記の袴下でサバゲをした際はすぐ膝を擦りむいて出血しました。
遊び方にもよるでしょうけども、生地が薄いため怪我しやすいです。

メーカー不明複製 / レプリカ:日本陸軍 防暑袴下・昭和十七年制定 夏袴下」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 21:50Comments(0)日本軍複製装備

2017年01月02日

スモーキーズガンファクトリー製 複製 / レプリカ:九七式手榴弾


名称:九七式手榴弾
商品名:日本帝国陸軍 九七式手榴彈
メーカー:スモーキーズガンファクトリー(ウェブサイト
価格:定価6,800円





今回ご紹介するのは日本陸軍が昭和12年(1937年)に制式採用した手榴弾、九七式手榴弾の複製品のご紹介です。
九七式手榴弾の複製品と言えばアリイ(マイクロエース)製のプラモデルが最も(?)有名ですが、こちらはスモーキーズガンファクトリー製です。
いつ頃発売されたものかはわかりませんが、スモーキーズガンファクトリーは2008年に製造部門を閉鎖しているため、それ以前に発売されたものと思われます。


側面です。
この形状は私にとって非常に馴染み深いです。


上面です。
上蓋には実物と同じ、炸薬入りの実弾を示す赤い塗装がされています。


底面です。
実物ではこの部分に「延期 四 - 五秒 秒時」と書かれた紙が貼り付けられており、また製造メーカーを示す白い刻印もあります。


信管部分です。
信管の下にある穴は信管を叩いた後に内部で発生する燃焼煙を逃がす穴で、この部分に手があると火傷を負ってしまいます。
キャップの薄い紫色塗装は再現されていません。


分解してみました。
実物の分解写真と比較すると部品に省略がありますが、よく再現されていると思います。

【参考資料】
・Google検索:Type 97 Grenade(https://www.google.co.jp/search?q=Type+97+Grenade


弾体は樹脂製ですが、質感はいい感じです


実物では内部に炸薬を入れるため大きくくり抜かれていますが、スモーキーガンファクトリー製は信管をねじ込む最低限の穴しか空いていません。


キャップ(被帽)は金属製です。


内側はこんな感じです。


安全ピンです。
取り付けられている紐は綿紐ですが、実物は麻紐です。


信管は真鍮製です。
この複製品には弾体に固定するためのネジが切られており、実物とは形状が大きく異なります。


信管の上面です。


信管の中に入れているバネです。
実物のバネは円錐バネです。


バネの上に乗せるファイアリングピン(撃針)はアルミ製です。


反対側です。


上蓋もアルミ製です。
綺麗に塗装されています。


裏面です。


側面はこんな感じです。






うろ覚えですが、日本陸軍における手榴弾の一人当たりの携行数は定数二個、直前になって配られるという話だったと思います。
携行方法は軍袴のポケットの中、雑嚢の中、手作り手榴弾嚢の中など色々あったそうです。
私は雑嚢の中身の一つとして放り込んでいます。
アリイ製と比較すると全体的に頑丈な作りなので少々手荒に扱っても壊れないのがいいですね。
サバゲでも時々牽制用のダミーグレネードとして転がして遊んでいます。

スモーキーズガンファクトリー製 複製 / レプリカ:九七式手榴弾」はこれで以上です。  

Posted by Y.A.S. at 23:12Comments(0)日本軍複製装備

2015年01月06日

日本軍 実物 九〇式鉄帽 中田商店レストア(帽体のみ実物、残り複製品)


名称:九〇式鉄帽(Wikipedia
商品名:N-28 鉄兜
販売元:中田商店(http://www.nakatashoten.com/
定価:13,000円(税抜)




今回ご紹介するのは、台湾軍(中華民国軍)が使用していた九〇式鉄帽を中田商店が引き取り、台湾軍向けに改造された部分を直して各部をレストアした「帽体のみ実物、残り中田商店製複製」の九〇式鉄帽です・・・が、現在発売されているレストア鉄帽も台湾軍使用鉄帽がベースなのかはわかりません(汗)
ちなみに私が購入したのは2011年の3月頃です。

日本軍では当初ヘルメットのことを「鉄兜」という呼称でしたが、後に「鉄帽」と改称し、非鉄製のヘルメットを使用している現在の自衛隊に至るまでその呼称は継承されています。
第二次世界大戦後、武装解除や鹵獲で流出した九〇式鉄帽は内戦や独立戦争などで使用されたり、それ以外でも日本の警視庁が平成12年(2000年)頃まで使用していたと言われたり、一部の都道府県警察では未だに予備品で保管していると言われたりなど、非常に息の長いものです。
オークションや骨董市などでもたまに戦後警察仕様を見ますね。



それでは前置きはこれぐらいにして、詳細を見ていきましょう。






正面から見た帽体です。
材料は「クロムモリブデン鋼」というものを使用しており、採用した理由はWikipedia曰く「硬質ゆえに銃弾や破片の着弾時にあえて割れやすく衝撃を吸収することで着用者の頭部を保護する」とのことです。
ちなみに磁石はつきません。


星章がついていますので、これは陸軍版になります(星章は複製品です)。
塗装がペンキを無造作に塗りたくった感じになっていますが、届いた時点からこの状態です。
このレストア品はとても昔から発売されていますが、元々は丁寧に再塗装されていたそうです

どうしてこうなった。

いずれは綺麗に再塗装したいものです。
ちなみに、レストア前に施されていた塗装を落とさずに上からペンキ塗装した個体もあるらしく、その個体のペンキ塗装を落としたら謎の漢字が出てきた、という話もあるそうです。
私の鉄帽には何か書かれているのでしょうか。


時計回りにぐるっと回していきます。
左側面です。


背面です。


右側面です。


側面で見えるリベットは鉄帽のインナー(中帽)の固定で使用しています。
このリベットも複製品です。


上面です。
楕円に見えますね。
この写真では見にくいですが、通気口の穴が4つ空いています。


通気口部分の拡大です。
九〇式鉄帽と似た外観を持つ防空鉄帽と見分けるポイントの1つです。
しかし、このレストア鉄帽は当初ペンキで通気口が塞がっていましたので、自分で貫通させました。

どうしてこうなった。


ひっくり返してみましょう。
中帽もすべて複製品です。
実物では裏に帽体のサイズが書いてあるのですが、中田商店製では省略されています。
ちなみにサイズは大号です。


リベット留めをしている部分を裏から見たところです。


同じく星章固定部分を裏から見たところです。


両側面にある、顎紐を通す金具です。


後頭部の金具部分です。
両側面と異なり、金具の部分で結んでいます。
こうすることで、両端に伸びる顎紐の長さがズレなくなります。


帽体と中帽の間に挟まるのがこのクッション、別名「座布団」です。
中帽の複製品はいくつかありますが、この部分の出来が悪いものは頭に負担が掛かり、衝撃を受けたりすると痛いです
個体によっては「昭 18年」で始まる捺印があるのですが、私の個体にはありませんでした(中田商店製を示す捺印もありませんでした)。
ちなみに、日本軍では基本的に略帽の上から被りますので、実質二重の中帽となります。


最後に顎紐です。
複製品によっては「顎紐の長さが短くて兜結びができない」という報告があり、特に中田商店製の鉄帽完全複製品(帽体も複製品)が顕著ですが、現在も短いのかはわかりません(2012年頃までは「短かった」という話を聞いています)。


表面はこんな感じです。


顎紐の末端ではバラバラにならないように手前が縫い付けています。
実物においての処置は写真の方法以外にも複数あり、おそらく製造場所や年代による差だと思われます。





サバゲなどで鉄帽を使用する場合、シューティンググラスならまず問題ありませんが、ゴーグルの場合は形状の相性が悪いと鉄帽と干渉してしまい、鉄帽をちゃんと被れなくなるケースがあります
例えば東京マルイ製のフルフェイスゴーグルは完全に干渉します。
私はシューティンググラスOKのフィールドの場合、「東京マルイ製 プロゴーグル」と「ライラクス製 GARUDA メッシュフェイスガード」を組み合わせて使用しています。

ちなみに、これを被っている状態で太い木に不注意で頭から突っ込んだことがありますが、本人も含めて無事でした(笑)
知人のケースですが「足を滑らせて崖からすべり落ちた際に鉄帽で頭を守られた」というのも目撃しましたので、サバゲにおいても安全第一で被っておいて損はないと思います
重さについてもその内慣れます(個人差有)


鉄帽にはオプションパーツで「偽装網」と「鉄帽覆」がありますが、これらは別の記事でご紹介しようと思います。

日本軍 実物 九〇式鉄帽 中田商店レストア(帽体のみ実物)」はこれで以上です。  

2014年07月23日

Hiki Shop販売 海外製 複製 / レプリカ:日本陸軍 下士官兵用 四五式軍袴 長袴 冬用


商品名:WW2 IJA Taisho 45 T45 Wool Pants Trousers
販売元:Hiki Shop(ウェブサイト
定価:60ドル





今回はHiki Shopで販売されている「下士官兵(下士卒)用 四五式軍袴 長袴 冬用」の複製品をご紹介します。
今年2014年は第一次世界大戦(WWI)開戦から100年目という節目なので、「WWIの日本陸軍歩兵軍装を始めよう!」というノリの一環で入手しました。


それでは早速色々見て行きましょう。
まずは全体の正面です。
袴の両側面には、四五式の特徴となる「緋線」が縦一直線に入っています。
先に購入した四五式軍衣同様、茶色が強めの色です。


フックと釦の部分の拡大です。


こんな感じになっています。


フックの形状です。


こちらはフックを引っ掛けるリングです。
入手した時点ではリングと生地の隙間がかなり狭く、フックを引っ掛けにくかったので少々タイトにしました。
といっても、リングを軽く引っ張って隙間を強引に作った程度ですが…
私が見た実物の未使用品もリングの隙間がかなり狭かったので、これはこれで実物を再現した感じですね


袴の釦は緑色の樹脂製です。
こちらも私が見た実物の釦は、経年で変わったのか元からなのかはわかりませんが、この複製品より濃くて暗めだったものの緑色でしたので、実物を意識した選択だと思います


背面です。


腰紐は少々長過ぎる気がしますが、短いよりはマシです。


腰紐をどかした状態です。
腰紐を通すループがあります。
この写真で特に際立ちますが、生地の末端処理は雑です


腰紐もよく見ると歪んでます
実用上は問題ありません。


腰紐の末端処理は淵の少し前を縫って、それ以上解れないようになっています。


緋線の上部は腰紐が通る辺りまであります。
大正11年(1922年)の改正で緋線が取り外された袴の中には、緋線の切れ端が残っているものがあります。


腰ポケットです。
緋線はポケットの淵に沿って縫い付けられています。


正面から見た股の部分です。


裾の部分です。
内側に生地が縫い付けられていますね。


裏返してみました。
これは当て布ですね。
しかし、実物の改四五式軍袴の話になりますが、それにはなかった気がします…。
ちなみに昭五式軍袴では確認できます。

そういえばHiki Shopには昭五式軍袴の冬用長袴の複製品もありますので、この四五式軍袴はそれを使いまわして作っているのでしょうか


緋線の末端は裾の内側で処理されています。
実物ではこちらも大正11年(1922年)の改正で緋線が取り外された際の切れ端が残っている場合があります。


裏返した状態の正面です。


同じく裏返した状態の背面です。
ここだけ見たら昭五式軍袴の長袴に見えます。





四五式軍衣袴の複製品はかつて中田商店で販売されていましたが、現在は他の多くの複製品と同じく、プレミア級の希少品になっています。
ちなみに、かつて店舗のマネキンが着ていた詰襟軍服は四五式軍衣袴で、映画「永遠のゼロ(2013年)の影響でマネキンが衣替えした際に放出され、誰かに嫁いで行きました。
以前ヤフオクで見た中田商店製の四五式軍衣袴はそれだったのでしょうか。

これで四五式軍衣の冬用の上下が揃い、四五式軍帽は既に所有していますので、一応これでそれっぽい姿はできますね。
ですが、三十年式水筒や大正三年型雑嚢など、突き詰めていくとまだまだ足りないものは多いです…。

これにて「Hiki Shop販売 海外製 複製 / レプリカ:日本陸軍 下士官兵用 四五式軍袴 長袴 冬用」のご紹介は以上です。  

Posted by Y.A.S. at 19:42Comments(0)日本軍複製装備

2014年07月21日

中田商店製 複製 / レプリカ:日本軍 軽機弾入れ(九六式 / 九九式軽機関銃用弾倉装弾器嚢?)


名称:軽機弾入れ(商品ナンバー:N-501)
メーカー:中田商店
定価:2,500円




今回ご紹介するのは中田商店製の複製品、「軽機弾入れ」です。
「軽機弾入れ」という名称は中田商店の商品名なのですが、これが何を示しているのかがよくわかりません。
軽機手装備をするためにとりあえず購入しましたが、果たして真相やいかに…?

なお、外観撮影時は中にモノを入れて形を整えています。


それでは早速正面から見て行きましょう。
大雑把にサイズを測ってみたところ、縦横で170mm x 140mmでした。


蓋は革ベルトを金具に通して固定します。
革ベルトの調整穴は1つだけです。
指定のものを入れるなら調整は必要ない、という理由でしょうか。


裏側です。
ここはすべて革製です。
ちなみに購入時点ではここに「MADE IN CHINA」のシールが貼られていました。


上からです。
自立できなかったのでウチのクマに手伝って貰いました。


左側面です。
幅も縫い目を基準に大雑把に測ったところ、50mmでした。


底面です。


蓋を開けた状態です。
過去に見た個体には蓋の裏に中田商店製を示す印があったのですが、私が購入した個体にはありませんでした。
おそらく生産ロットによる差か、個体差と思われます。


中身です。
仕切りも何もなく、極めてシンプルです。




さて、この「軽機弾入れ」が一体何を再現した複製品なのか、についてですが、中田商店の商品名とモデルになった実物の用途がリンクしていると信じて色々探してみた結果、「九六式軽機関銃又は九九式軽機関銃で使用する弾倉装弾器嚢」が最も近い形状をしていました。

【参考資料】
・鎮魂の旧大日本帝國陸海軍(http://cb1100f.b10.coreserver.jp/):旧軍関連収集品 (軍装品...etc) Part IVb
・日本の武器兵器(http://www.日本の武器兵器.jp):機関銃 / 4 、機関銃手装具その3

果たしてこれが正解なのか…真相は中田商店の中の人のみぞ知る、です。
とりあえず記事タイトルには「九六式 / 九九式軽機関銃用弾倉装弾器嚢?」と入れました。

ちなみにサバゲでの用途ですが、M14系マガジンが複数入りますので、Viva Arms製のZB26(チェッコ機銃)を使用する際に弾倉嚢の代用で使用しています。

これにて「中田商店製 複製 / レプリカ:日本軍 軽機弾入れ(九六式 / 九九式軽機関銃用弾倉装弾器嚢?)」のご紹介は以上です。  

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2014年07月20日

メーカー不明 複製 / レプリカ:日本軍 公用腕章


名称:公用腕章
メーカー:不明
定価:不明





今回ご紹介するのは日本軍の公用腕章の複製品です。
サバゲやWWIIイベントでは特に必要ないものですが、何かの際のネタ用になればと思い手に入れました。

公用腕章は簡単に言うと「部隊から離れ、兵舎を出て何らかの業務(公用)をする際に使うもの」です。
「何らかの業務(公用)」ですが、これは例え「上官からの命令で酒を買いに行く」でも公用になります。
詳しくはその手の詳しいサイトに丸投げしますお任せしますが、要するに公用腕章さえば基本的に何でもありです。
家に帰りたかったので、上官から任務命令があったと偽って公用腕章を受け取って使用した」という話も実際にあったそうです。


ということで色々見てみましょう。
公用腕章は用途によって赤い横線の有無のバリエーションがありますが、この腕章は何もないので徒歩用になります。
ちなみに赤線が1本で「乗馬用」、2本で「車両用」になります(でしたっけ?汗)。


文字の拡大です。



號六第
用公
第三中隊



「第三中隊」の表記だけ左から右に書いていますが、理由は不明です。
実物でもこのような組み合わせがあったのでしょうか。
ちなみに実物の公用腕章の字体や配置、作りなどには様々なバリエーションがあります。


軍衣に通す安全ピンです。
このように安全ピンを通すループがついているものもあれば、腕章に直接安全ピンを通しているものもあります。


腕章の両端にある鳩目です。
装着する際はここに紐を通して両端を縛ります。


裏面です。
押印などはありません。


裏面から見た鳩目です。


腕章を横から見た状態です。
一枚生地を腕章下部で折り曲げて二重にしています。


腕章上部です。
生地の端を内側に入れて縫い付けられています。




公用腕章の複製品は中田商店でもかつて販売されていましたが、部隊名の欄に「釜山要塞司令部」と既に書いてあり使い所が限られますので、こちらの複製公用腕章の方が汎用性が高いです。
私はミリタリーイベントや町興しイベントなどでも(もちろん許可を得たうえで)たまに日本軍の軍装をしますので、その時に「公務で来てます」という設定で装着するのもいいかもしれませんね。

これにて「メーカー不明 複製 / レプリカ:日本軍 公用腕章」のご紹介は以上です。  

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