2017年01月12日
アドベン 九六式軽機関銃 ネモトガンワークス製電動ガン化カスタム(メカボ周辺編)【突撃!隣のトイガン】
名称:九六式軽機関銃
タイプ:電動ガン
メーカー:アドベン(電動ガン化カスタム:ネモトガンワークス)
全長:不明
重量:不明
発見日:2013年8月18日(日)
発見場所:和歌山県 バトルランド-1(ウェブサイト)
イベント:本土決戦1945 橋本攻防
4年前のお話になりますが、当時の写真が出てきましたのでご紹介します。
この九六式軽機関銃はネモトガンワークス(NGW)がアドベン製のキット内に東京マルイのver.3メカボを入れて電動ガン化したものです。
NGWは2011年3月11日の東日本大震災で事故を起こした福島第一原子力発電所の近くで営業していたため避難を余儀なくされましたが、宮城県柴田郡柴田町へ避難したという情報と、被災後に浅草ブラックホールで本人らしき姿を見たという情報を最後に続報が途切れました。
ウェブサイトは2012年5月21日のinfoseekの有料レンタルサーバー閉鎖の影響で消滅、2017年1月現在新たなウェブサイトは立ち上がっていないようです。
あれから6年、NGWはどうなったのでしょうか?
この写真は別の時に撮影したものですが、下から2番目の軽機関銃がNGWカスタム電動ガンです。
フラッシュハイダーが付いていますね。
ここからは当時撮影した写真です。
確か何らかの動作不良が発生して持ち主様がレシーバーを外して作業をしている時に取材撮影したと記憶しています。
ver.3メカボのモーター位置をver.7メカボのように横付けし、さらにそれをひっくり返して収めています。
レシーバー内部の下部はメカボを収めるため厚さの半分以上を削り込んでいます。
メカボの先端付近です。
パテでガチガチに固められていますね……。
これではパテを剥がさないとレシーバーからインナーバレルとメカボが外せません。
分厚く固められている部分は恐らく給弾ルートと思われます。
その左から見える、上からのネジはホップ調整のネジでしょうか。
また、インバーバレルは銃身下のガスパイプを通っています。
「ガスパイプから弾が出る」理由はコレです。
これはアドベンがBV式ガスガン仕様を発売した時も同じでしたが、おそらくこれは共に構造上の問題なのでしょう。
冒頭で掲載しているこの画像はアドベンの再販版九六軽機の説明書で、電動ガン化の例としてMP5系のメカボとグリップ周りを流用する方法が掲載されています。
なお取材した九六軽機は旧モデルです。
メカボの中央付近です。
ここでもパテで固定されています。
マガジンは400連装の多弾マガジンですが、レシーバーに固定されているため外せません。
そのため持ち主様は後にマガジンを脱着できるように加工を加えました。
モーター周辺です
モーターはハマースポーツ1000モーターを使用しています。
モーターホルダーはNGWオリジナルと思われます。
セレクターのスイッチです。
ピンボケしていますね……。
レシーバー外側から見たセレクターです。
左でフルート、右でセーフティーでしたかね?
セミオートはありません。
ピンボケがヒド過ぎます……。
NGWのカスタム電動ガンについては様々なところで紹介されていますが、内部を写真付きで紹介しているトコロは無かった(かなり前にハドソン製PPSh-41のカスタム電動ガンの内部写真を掲載してるウェブサイトはありました)ので掲載してみました。
このパテのガチガチ具合は「整備はNGWが行う」というスタンスから来ていたそうですが、現在は冒頭で述べた通りNGWの現状が不明となっているため、故障時の修理や整備は自分で直さなければなりません。
しかし、仮に修理・整備したとして、再度パテで固めてまた同じ時に剥がすというのは……非常に手間が掛かります。
パテに頼らない、整備性の高い構造に改良した方が得策でしょうけども、この九六軽機の場合は……おそらくイチから設計し直しになるでしょう。
「アドベン 九六式軽機関銃 ネモトガンワークス製電動ガン化カスタム(メカボ周辺編)【突撃!隣のトイガン】」はこれで以上です。